インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

自転車とヘルメット

道路交通法が改正され、その施行日が決定したことで「全ての自転車利用者にヘルメットの着用が義務づけられる」ことになったそうです。私は自転車に乗る際には必ずヘルメットをかぶりますが、往来で見渡すとまだまだ使ってらっしゃらない方が大半です。今回の法改正と施行で、ひとりでも多くの人が自転車利用時のヘルメット着用を習慣とするようになればいいなと思っています。

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実は私の知人や友人にも「ヘルメットなんてかぶらない」という人がいます。その理由は髪型が乱れるからとか暑苦しいからなんだそうですが、他人事ながらちょっと危なっかしくて見てられません。「かぶらなきゃダメだよ〜、死ぬよ?」などと助言しては煩がられています。何を大げさな、以前は誰もヘルメットなんか使ってなかったじゃないかって?

そうなんです。自転車はもちろん、私が若い頃はバイクだってノーヘルが当たり前でした。今となってはちょっと信じられないくらいですが、自動車もシートベルトを使わないという人が大半だった時代がほんの数十年前まであったのです。エラソーに聞こえるかもしれませんけど、私はヘルメットやシートベルトは必須だと若い頃から思っていました。バイクや自動車の出すスピードと、万一事故を起こした際に自分の身体がどうなるかを想像してみれば、着用しないという選択がいかに恐ろしいか分かろうというものです。

こうした安全のための装備の使用は、単なる習慣、「慣れ」です。ほんの少し意志の力を働かせて慣らしてしまえば、なんてことはありません。その「なんてこと」をしないがために事故で例えば脳などへの重篤な影響を起こすリスクを呼び込む必要はこれっぽっちもないのです。妻がくも膜下出血で倒れたのち生還してから、私はますますその思いが強くなりました。脳は大事だよ〜。

特に自転車の前や後ろに小さいお子さんを乗せている方が、ご自身はもちろんお子さんにもヘルメットをかぶらせていないのを見かけると、私は思わず声が出て駆け寄りたくなる衝動を抑えるのに苦労します。特に車道が狭く、自転車専用レーンなどの整備が極端に遅れている東京都心ではなおさら。ぜひこれを気に、自転車用ヘルメットの購入を検討していただきたいと思います。

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