インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

フィンランド語 114 …日文芬訳の練習・その39

外国人留学生に「これまで投票を棄権したことはない」と言って驚かれるというのも、なんだか情けない話です。日本人は政治に対する関心が低すぎるという「定評」があるということですから。そうした留学生の中には、いまだ民主的な選挙が行われていない国の人もいます。彼らからは口には出ないけれど、「それなのに日本のアンタらときたら……」というさめた視線を感じるのです。

ここまで低い日本人の「民度」については恥ずかしい限りですけど、多くの人が選挙に行かないのは、選挙では何も変わらないと失望し切っているということもあるでしょうし、それ以前にいまの生活にそれほど不満がないからなんでしょう。なんだかんだ言って日本はまだまだ豊かで安定していますから。

もちろん社会の格差や歪みは看過できないレベルにまで大きくなっていますが、それでも圧倒的多数の人が政治に物申すまでには行っていない。きっともっと社会が乱れ、自分の暮らしが脅かされるようにならなければ投票率も上がらないのでしょう。そうなってからでは遅いんですから、なんとも気の滅入る話ではありますけれども。

先週の日曜日に東京都議会議員選挙がありました。雨が降っていたからか、投票率はとても低いものでした。選挙に先立って、留学生のクラスで「海外に住んでいたため住民票を抜いていた時期を除いて、私はこれまで一度も選挙を棄権したことはありません」と言ったら、予想外に驚かれました。多くの日本人は選挙にとても無関心なのに、なぜこいつは……といぶかしく思ったのかもしれません。


Tokiossa pidettiin viime sunnuntaina kunnallisvaalit. Valitettavasti äänestysprosentti oli todella huono, kenties siksi, että satoi vettä sinä päivänä. Ennen vaaleja kerroin ulkomaisille opiskelijoille, etten ole koskaan kieltäytynyt äänestyksiä, paitsi silloin, kun olin pyyhkinyt asukkaiden rekisteröinnin, koska olin asunut ulkomailla. En voinut kuvitella heidän olevan yllättyneitä siitä. Ehkä he ihmettelivät, että miksi tämä mies on niin kiinnostunut vaaleista, vaikka monet japanilaiset ovat hyvin välinpitämättömiä niitä.


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