また新しい格が登場しました。「〜に変わると」という意味を表す「変格(へんかく)」で、語尾は「-ksi」になります。
Finland on suomeksi Suomi.
フィンランドは、フィンランド語で(フィンランド語に変わると)Suomiです。
なるほど、語学学習でよく用いられる「〇〇は××語で言うと●●」というパターンですね。「××語で言う」というのを「××語に変わる」ととらえ、変格を使うというわけかな。
ということは「Finlandはフィンランド語で言うと何ですか?」にあたるのは「Mikä on “Finland” suomeksi?」でいいのかな?
……と思いましたが「Mitä “Finland” on suomeksi?」になるそうです。なぜ「Mikä(何)」が分格の「Mitä」になるのか謎ですが、これは今の段階では難しいので、あとで教えてもらえるそうです。まあ、語学はこういうところは清濁併せ呑んで、100%の解明を目指さないのが長続きするコツなので、とりあえず先に進みます。
もうひとつ「出格(しゅつかく)」というのも登場しました。「〜から出てくる」を表す格だそうです。語尾は「-stA」です。
Mistä sinä olet kotoisin ?
あなたはどこの出身ですか?
Japanista. Olen japanilainen.
日本です(日本からです)。私は日本人です。
なるほど疑問詞「mikä」も出格の「mistä」になるんですね。そして答えるときも出格で答えると。格はまだまだ後ろにたくさん控えていて、しかも単数と複数の区別もある……ぼちぼち学んでいきましょう。
Oletko sinä kiinalainen vai korealainen?
En ole kiinalainen enkä korealainen vaan japanilainen. Olen Tokiosta.