せっかく高雄まで来たので、十数年前に住んでいた岡山の街にも行ってみました。高雄からうっかり急行の「自強号」に乗ってしまい、一気に台南まで行っちゃったので、また各駅停車で岡山に戻ります。
高雄の駅前はずいぶん変わっていましたが、岡山……ほとんど変わってないです。
駅から歩いて十分くらい、このマンションに住んでいました。もちろん会社の社宅としてです。プロジェクトの最盛期にはうちの会社だけで数十人は住んでいたんじゃないでしょうか。マンションの名前は「擎天崗*1」。
外見はくたびれて見えますけど(失礼)セキュリティがしっかりしていて、外の門と内側のそれぞれのエレベーターに通じる門はそれぞれ磁気式の鍵がないと入れません。もちろん私は中には入れないので、外から眺めるだけでおいとましました。
十数年前、長期のプロジェクトが終わって、このマンションから日本へ帰る際、ご近所の犬二匹にもお別れを言いに行きました。いつも癒やされていたのもので。
短い犬の一生を考えれば二匹とももうこの世にいるはずはないのですが、いちおう行ってみると、「ライオン丸」がいた場所には犬小屋だけが残されていました。懐かしさが匂い立ちます。今でも使われているふうではありますが、たぶん別のわんこでしょうね。
「獵狗大爺」のお宅はこちら。このコンクリートの「たたき」にいつも寝そべっていたんですよね。勝手に写真撮っちゃってすみません。
岡山の街は「羊肉爐(山羊肉の鍋)」で有名なんですけど、今回は食べずに思い出だけ再確認して駅に戻りました。駅前にスターバックスコーヒーのお店ができていて、時の流れを感じました。
*1:天を支える尾根、みたいな意味。壮大な名前です。