インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

そうか『プレバト!!』はカルチャースクールのノリなんだ

プレバト!!』というテレビ番組をご存じでしょうか。もともとは『使える芸能人は誰だ!?プレッシャーバトル!!』といって、芸能人の様々な才能を「査定」するというバラエティ番組です。通常は毎回二つのテーマで「査定」が行われていて、そのうち一つは人気が極めて高いという「俳句の才能査定ランキング」が必ず放映されています。

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www.mbs.jp

私はこの「俳句」の枠が好きで、特に「先生」の俳人、夏井いつき氏の解説、とりわけ日本語の文法や語彙に関する説明が大好きで毎回録画して見ています。この番組は俳句以外にも水彩画とか、ちぎり絵とか、消しゴムはんことか、生け花とか、料理の盛り付けとか、とにかく様々な「査定」があるのですが、う〜ん、正直に申し上げて俳句以外はバラエティ番組のバカ騒ぎ色(失礼)が濃くて、録画のCMと一緒に飛ばし見しちゃうことが多いです。

でもこの『プレバト!!』、先日の三時間スペシャルという長大な録画を飛ばし飛ばし見ながらふと腑に落ちたことがありました。そうか、この雰囲気はなにかに似ていると思っていたけれど、やっぱりこれはカルチャースクールのノリなんですね。それも年配の方々が多く集うカルチャースクールの。

現在細々と続けているフィンランド語ですが、実は横浜駅の駅ビルに入っている某カルチャースクールで学んでいます。フィンランド語を開講している語学学校は少なくて、たまたま自分のレベルに合う教室を探していたらここにたどり着いたのですが、ここのカルチャースクールはかなり規模が大きく、語学以外にも多種多様な講座が開かれています。

そして通ってらっしゃる生徒さんの、中高年からお年寄り世代の割合がとても高いのです。駅に直結しているエレベーターホールから、エレベーターを降りた先のスクールのロビーから、も〜元気な中高年でごった返しており、油絵のキャンバスを抱えた方が行き交い、特別講座に並ぶ方がおり、扉の奥からは篠笛の音がピーヒャラと聞こえてくる……なんとも独特の空気が漂っています。

この「何でもあり」のごった煮感と、ちょっと高尚なお稽古事に憧れる意識の高さみたいなものが『プレバト!!』の雰囲気にとても似ているなと思ったのです。そして、これは「凡人」、これは「才能アリ」とあれこれ値踏みする、そのやや下世話な感覚も極めて中高年のおじさんおばさん的だなと。あ、もちろん私もそういう「ちょい意識高い系」でかつ「下世話」な中高年のひとりなんですけどね。

ちなみに私が通っているフィンランド語のクラスは、このカルチャースクールには珍しく(?)お若い方が多いです(たぶん私が一番年かさの生徒)。お若い方に交じって語学やるのは頭の体操になっていいですな……って、このセリフが極めて年寄りくさいですね。