インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

やめることを続ける

昨年の一年間、ブログを毎日書くことを続けてきましたが、その一方でやめてしまった、あるいは「やめることを続けてきた」こともいくつかありました。

飲酒

以前は毎日晩酌をして、休肝日などというものに全く縁がなかったのですが、いわゆる「男性版更年期障害」に耐えかねて体調の改善を志して以来、酒量をどんどん減らし、現在では週末にしか飲まないようになりました。最近は週末に飲むのもだんだんしんどくなってきたので、もっと減らすつもりです(多少の未練がまだある)。

いっぽうで食事の際に合わせるノンアルコールの飲み物を研究してみようと思っています。昨年の春にフィンランドを旅行した際、レストランで料理に合わせたノンアルコール飲料のセットがあったのですが、最近はこうした「ノンアルコールペアリング」が注目されているらしいんですね。

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▲メニューの左下隅に「Nonーalcoholic package 50€」とあります。

SNS

以前はFacebookTwitterをはじめ、その他あれこれのSNSのヘビーユーザーだったのですが、そのほとんどをやめてしまいました。現在はTwitterだけたまに書き込むくらいで、Facebookはほぼ知人とのMessengerしか使っていません。LINEも家族との連絡用とLINE Payだけで、以前におつき合いで入ったグループ的なものはすべて脱退かミュートにしています。

Twitterは、距離を置いてたまに覗いてみると、その一種異様な言語空間にたじろぎます。うまく表現できないのですが、ものすごく雑多で一方的な大声が四方八方からやって来ては飛び交い、ぶつかり合っていて、すごく「ストレスフル」なのです。また気づかぬうちに様々なリンクをクリックして大量の時間を消費することもしばしば。SNSは、少なくとも私にとってはかなり中毒性があると悟ったので、今年はTwitterからももっと距離を置きたいと思っています。

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https://www.irasutoya.com/2014/09/blog-post_2.html

オーバースペックな教材作り

これは数年来の課題で未だ道半ばですが、ぜひともやめることを続けて行きたいと思っています。私は授業の教案に凝るあまり、膨大な時間をかけて教材を作り込むスタイルでこの十年ほどやって来たのですが、さすがに身体にこたえるようになってきました。しかもそれだけ作り込んだからといって、じゃあ教育的な成果がそこまで上がっているかと客観的な目でジャッジしてみれば……答えは「否」だと思います(じつに悲しむべきことですが)。

以前、某学校で非常勤講師をしていた際、ある方にこんな助言を受けたことがあります。「ありものの教材でも、それなりに成果の上がる授業を組み立ててこそプロですよ」。その時の私は、ありものの教材なんて……とその助言には多少の反発がありましたけど、いまではその助言の意味が分かるような気がします。私は教材を作り込む部分でかなり力を使い果たしていたのかもしれません。本当は教材を使ってどういう授業をするのかにこそ一番力を使わなければいけないのに。策士策に溺れる、ということですかね。

年賀状

一昨年に義父が亡くなり、年賀状を遠慮させてもらったのをきっかけに、昨年は完全に(メールなども含めて)年賀状をやめました。おかげで今年は「年賀状を出さない人認定」されたのか、数枚いただいただけでした。年賀状を送ってくださった方には、ごめんなさい、そのうちにまた時候の挨拶でもと思いますが、この「虚礼」をやめることができたのは本当によかったと思います。

こうしてあれこれ「やめることを続けてきた」のは、やはりなんといっても細君のくも膜下出血とその後の経過が大きかったと思います。人間、いつ死ぬか分からない。というか、私など、うまく行ってあと20年も生きられたら御の字でしょう。20年なんて、本当に短い。もうあれこれのことに心煩わせたり、かかずらっている時間はないのです。

qianchong.hatenablog.com