インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

ノンアルコールのスパークリングワイン

お酒をやめて一月あまりが過ぎ、体調はとても良好です。唯一腰痛だけはまだ全快とまでは行っていませんが、それでも以前のようにほぼ毎週一度くらいの頻度で襲ってくるひどい状態には陥らなくなりました。飲酒と腰痛の因果関係はよく分かりませんが、特に身体が欲していなくて、なおかつ腰の状態がこのままでいてくれるのであれば、あえてお酒を飲む動機が見当たりません。

お酒好きの同僚からは「また変な行動にハマって……」とでも言いたげな、同情とも困惑とも皮肉とも取れるような反応を返されていますが、いいのです。人は人だし、自分は自分。しかも昨今、コロナ禍でそもそもお酒を飲む機会が激減、というか皆無になっています。学生の頃から30年以上お酒に依存してきたのですから、もうそろそろ違う人生のステージに進んでもいいでしょう。

ただし、食事の時になにか飲みたいという欲求だけはまだあります。お茶でもいいけれど、それは食後に取っておいて、食前と食中は料理に合う何かを飲みたい。これは長年の飲酒歴からくる単なる悪い習慣なのかもしれません。でも何かの習慣を変えていくためには「イヤイヤやる」とか「苦しいのを我慢する」というのは失敗のもとなので、ノンアルコール飲料をもう随分前からあれこれ試してきました。

いまのところは、という限定付きですが、ノンアルコールのビールは、正直いずれも飲んでがっかりするものばかりです。少なくとも何か果汁などを足さないと、飲んで逆に落ち込むほど。食事もおいしくなくなります。国内メーカーだけでなく、海外のものもあらかたお店で探したり、ネットで取り寄せたりして飲みましたが、ひとつも当たりがありません。開発者のみなさん、ごめんなさい。

ノンアルコールのワインも、いまのところは甘すぎるただのジュースという印象のものがほとんどですが、スパークリングワイン(風)のものは、いくつか「これだったら」と思えるものがありました。ひとつは「OPIA(オピア)」のシャルドネ・スパークリング・オーガニック・ノンアルコール、もうひとつは「PIERRE CHAVIN(ピエール・シャルヴァン)」のピエール・ゼロ・ブラン・ド・ブランです。

www.pacificyoko.com
www.pierre-chavin.com

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どちらも、スパークリングワインとジュースの中間といった感じですが、少なくともあまり甘くないので(個人的にはもっと辛口だったらいいなとは思います)、食事にも合います。

近所のスーパーでも売られているので、けっこう需要もあるんでしょうね。最近はビールでも「微アル」みたいにごくわずかなアルコール量のものが各社から出始めていて、お酒を飲まない、あるいはあまり飲みたくないという需要は広まりつつあるようです。そして上述したようにここが面白いというか不思議なところですが、アルコールは苦手なのに「お酒ふう」のテイストは求めるんですよね。つまりお酒を飲むこと自体は嫌いじゃないけど、酔いたくはないと。ここが同僚などにも怪訝な視線を送られるゆえんだと思います。

ノンアルコール飲料に「お酒ふう」テイストを求めるのが飲酒依存の抜きがたい残滓なのか、そのうちに「お酒ふう」さえ求めなくなるのか、自分の嗜好の、今後の変化が楽しみです。