インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

L. S. Lowryの絵

オンライン英会話の講師と話していて、美術が好きなので英国の美術館を巡ってみたい……みたいなことを私が言ったら、英国の画家・L. S. Lowry(ローレンス・スティーヴン・ラウリー)を紹介してくれました。私ははじめて知ったのですが、マンチェスターの有名な “The Lowry” というアートセンターは彼の名前から取られているんですね。

www.wikiart.org

私はレッスンのあとで短いお礼をチャットに書き込むようにしていますが、その返事にも “I thought you might like to see a Lowry painting as he is very well known, as you will read, for painting matchstick-type figures.” とありました。マッチ棒みたいな人物たち……確かに上掲のリンク先にある“Going to Work”という絵など、マッチ棒みたいな市井の人々が細かく描かれています。


Going to Work, 1943 - L. S. Lowry - WikiArt.org

私はベン・シャーンの絵が大好きなのですが、ラウリーの絵はベン・シャーンの雰囲気にもどことなく似ています。ベン・シャーンのほうがラウリーよりいくぶんカラフルな感じはしますけど。私がそうチャットで返したら “They both seem to incorporate social realism.” と返信がありました(こうやって何度もやり取りしてくださる講師は少ないです)。

あと、これも私が大好きな松本竣介の絵にも通じるものがあります。松本の絵にはほとんど人物が出てきませんが、街の風景、特に工場の描き方などとても共通するものがあるように感じます。こんどまたあの講師にレッスンをお願いすることがあったら、松本竣介を紹介してみます。