新しい仕事が始まって、職場には真新しいウインドウズ・ビスタ搭載のパソコンが。
最初だから慣れないのは仕方ないけれど、なんだか重いなあ、動きが。メモリを目一杯増設しているのに重い。凝り凝りのインターフェイスはいらないから、もっとさくさく動く道具であってほしい。
ATOK2007をインストールしようとしたのだが、エラーになってしまって先に進めない。どうやらインストールCDへデータを読みに行こうとする最初の段階でつまずいているようだ。
マニュアルを読み、ネットで検索し、ジャストシステムのウェブサイトに書かれた対策を片っ端からすべて試しても改善しないので、カスタマーサービスに電話した。
とても丁寧に対応してくれて、電話で指示されながらウインドウズのえらく深いところまで降りていってtempファイルを削除したり、セーフモードで起動したり、ディスクをコピーして起動したり、ずいぶんいろいろなことをしたのだが全く効果なし。どうやらATOKのディスクではなく、ビスタのOSそのものに問題があるということだけは分かった。
「そうなると、こちらとしてもこれ以上対応できないのですが」
「そうですね。ビスタを再インストールして試してみますかねえ」
「大変申し訳ありません」
というやりとりで電話を切って、あああ面倒くさいと意気消沈していたら、一時間ほどしてさっきのカスタマーサービス氏が電話をかけてきた。
「ひとつひらめいたんですが」
「何でしょ」
「先ほどのやりとりで気づいたんですが、お客様はビスタへのログイン名を漢字になさってますね」
「ええ」
「それが原因かもしれません」
というわけで、また小一時間ほど向こうの指示に従い、パソコンにログインするユーザーをアルファベットで別に立て、その上でインストールに再チャレンジ。今度は問題なくインストールできた。
はああ、よかったよお。辛抱強くつきあってくれたジャストシステムのカスタマーサービスに感謝。