インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

休日が待ち遠しくなくなった

今日は新年最初のパーソナルトレーニングに行きました。担当してくださったトレーナーさんは私の「還暦までにベンチプレス100kg」という目標をご存知なので、「じゃあ新年一発目は100kgから行きましょう」と、いきなりバーベルの両側に20kgのウェイトを2つずつセットしました(20kg×4で80kg、バーベル自身が20kgなので合計100kgです)。もちろんトレーナーさんの補助つきで、まだまだ重さに負けているものの、何度かチャレンジしてみてなんとなく「これは決して不可能ではないかも」と感じました。今年も地道に取り組みます。

それにしても、新年最初にこうやってこちらのモチベーションを上げてくださるトレーナーさん、さすがプロのお仕事ぶりだなあと感心しました。この方はとてもお若いですが、トレーニングする私にいま何が足りなくて、何を改善すべきなのか、きちんと言葉にして伝えてくれますし、常にそれをもとにしたメニューを組んでくれます。


https://www.irasutoya.com/2020/08/blog-post_40.html

メニューのインターバルにちょっとした雑談になって、そのトレーナーさんがおっしゃるには「最近、休日がそれほど待ち遠しくなくなったんです」。どういうことかというと、以前は早く週末にならないかなとか、休みの日は朝からゆっくり寝ていられるなとか、そんなことばっかり考えていたのに、気がついたらそういう気持ちがなくなっていたと。この年末年始も実家に数日帰っただけで、早々に仕事始めだったけれども、特別な感じがなくて単に普段の暮らしの延長みたいだったと。

私は「それ、いまのお仕事が充実しているってことですね」と言いました。そうなんですよね、自分の仕事に自分なりのやりがいを感じていているときは、休日を待望するようなメンタリティになりにくいものです。だって仕事自体が楽しいから。もちろん仕事は、時に自分の思い通りに行かないこともありますが、だったらこう改善してみようとか、違う方法を試してみようとか、とにかく前向きに向き合える。そういうときは、次の休日を指折り数えるような感じにはならないです。

あのトレーナーさんはいま、自分のお仕事が好きなんだろうなと思いました。自分がやりたい仕事はホントはこれじゃない的な「腰掛け感」がないのです。だから我々(つまり客)の側に立って、積極的にいろんな提案をすることもできる。やや理想論めきますけど、これは何もトレーナーさんに限らず、どんな職業にも共通する大切なポイントだと思います。

qianchong.hatenablog.com
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