バイクで、澎湖は西嶼の最南端を目指します。澎湖諸島全体は古代のカルデラのあとだと聞いたことがありますが、外輪山にあたる(はず)の円弧状の島には高い山がまったくなく、全体的にかなり平べったい土地です。そのぶん空が広く感じられますね。
澎湖の海岸には玄武岩の地質、特にその柱状節理が露出している場所がたくさんあり、中でも一番有名なのはこの「大菓葉玄武岩」だそう。柱状節理は日本でも東尋坊などで見られますが、ここのは海岸から少し離れているためかあまり風化しておらず、かなり整っています。観光客もまばらにいましたが、静かな場所です。
さらに南下して「漁翁島灯塔」まで来ました。離島の灯台……というだけで「萌え」あがってしまう私。セカンドキャリアは灯台守希望なんですけど、どこかで雇ってくれないかしら。
灯台周辺は平らな高台になっていて、山羊が放牧されています。そのため、こんな注意を促す看板も。
灯台のある高台から、その近くにある「外垵漁港」まで降りてきました。ここは元宵節のときに多くの漁船が明かりを照らして幻想的な風景になることで有名だそうです。一度実際に見てみたいです。
「外垵漁港」では、澎湖に来るときに乗った飛行機の機内誌で紹介されていた「刈包」を食べました。中華料理風ハンバーガーという趣。なかには東坡肉(トンポーロー)みたいなでっかいお肉と、ザーサイのような野菜、それに卵焼きが入っています。