馬公の旧市街を散策して、宿へ戻るバスに乗る前に、バスターミナル近くの「澎湖開拓館」を見学してきました。
https://phkt.phhcc.gov.tw/ch/index.jsp
この建物は日本統治時代に「澎湖庁長」の公邸として建てられたそうで、大正から昭和期の、和洋折衷式の住宅建築です。
中はこんな感じ。台湾にはこうした古い日本風の住宅建築があちこちに残されています。
澎湖諸島は海上交通の要衝にあったため、フランスや日本に相次いで占領されています。日清戦争では日本軍の艦隊が侵攻して上陸、下関条約で台湾の本島とともに日本へ割譲されました。島の各地には、その際の抵抗記念碑や、訓練公開中に馬公沖で爆発沈没した巡洋艦「松島」の慰霊碑などが残っています。これらの碑についてはまた改めてご紹介します。
開拓館にはほとんど見学者がいませんでした。帰路、こんな「美容院」を眺めつつバスターミナルまで戻りました。“立髮院”というのは“立法院(台湾の議会)”とかけてるんでしょうね。