(王文華/時報出版/ISBN:9571339539)を読む。《蛋白質女孩》などで知られる作家のエッセイ集。新聞のコラムを集めたもので、いろんな写真(これも筆者が撮ったらしい)が添えられていて楽しい。この人の文章は非常にユーモアにあふれており、しかも年齢が私とほぼ同世代なので、中年にさしかかった男の悲喜こもごもに共感することしきり。
彼の甥っ子が時々登場するが、この子がなかなかのおませさんで言うことがいちいちおもしろい。本の最後に筆者が大学を卒業したときの写真が掲げてあって、こういうキャプションがついている。
なるほど、卒業式で着る黒いマント、あれはハリポタの世界だわなあ。