インタプリタかなくぎ流

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緑豆アイスが食べたい

東京はまだ梅雨明けしていませんが、すでにして蒸し暑い日々が続いています。今年の夏はどうやらマスクなしで過ごすことができそうですし、休みに旅行もできそうなので、三年ぶりの夏を楽しみたいと思っています。この時期、無性に食べたくなるのが「緑豆アイス」です。


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中国や台湾など、中国語圏ではとてもポピュラーな緑豆のアイスキャンディなんですけど、なぜ日本ではお目にかからないんでしょうね。小豆のアイスキャンディは井村屋さんのあの定番を始めたくさんあるのに、緑豆のそれは見かけたことがありません。華人留学生のみなさんも、なぜ日本では売られていないのかと不思議がっています。

日本人が緑豆に馴染みがないかといえば、それはまあ小豆ほどではないにせよ、緑豆春雨とか緑豆もやしなどはとてもポピュラーです。それにちょっと大きめの食材店やネットでの通販を探せば緑豆はいくらでも手に入るのに、なぜかあの緑豆アイスだけは見かけないというのが謎です。

緑豆は、中国語圏では「身体を冷やす効能がある」というのが一般常識で、暑い夏には緑豆アイスのほか、緑豆湯(ぜんざいみたいな甘いスープ)を食べたり、日本の麦茶なみに緑豆茶を飲んだりします。ネットで検索してみたら、こちらのウェブサイトに詳細な解説がありました。「中医学的効能:消暑止瀉、清熱解毒、解渇利小便、清涼解暑、除煩止渇」。おおお、まさに世界最強(と私は思っている)の蒸し暑さと不快指数を誇る東京の夏にはうってつけではありませんか。

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「えっ、こんなものまで売られてるの!?」といつも驚くAmazonのサイトでさえ「緑豆アイス」で検索してもぜんぜん引っかかりません。黒豆アイスはあるんですけど。ぜひどちらかのメーカーさんで商品化していただけたらと思います。井村屋さんとか、あと「ガリガリ君」の赤城乳業さんとか、ご検討いただけないかなあ。