インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

おでん・ド・ブラン

毎年冬に何度か作る「おでん・ド・ブラン」。白い食材ばかりで作った淡白なこのおでんは、写真家・現代美術作家の杉本博司氏が『趣味と芸術――謎の割烹 味占郷』で紹介されているものです。

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趣味と芸術 謎の割烹 味占郷

いまAmazonでこの本を検索してみたら、すでに新刊本は絶版になっているのか、マーケットプレイスで異様な高値がついています。でもだいじょうぶ、おでん・ド・ブランの作り方はごくごく簡単なので、何もこの本を買う必要はありません(こらこら)。

仕事のない日に、午前中から大鍋を引っ張り出してきて、白い食材を並べて入れ、ひたひたになるくらいの水と、その水の量に見合った「白だし」でゆっくり弱火で煮込んでいくだけ(出し昆布も敷きます)。杉本氏がおっしゃっているように、このおでんは普通のおでんに入っている「揚げ物」類を一切入れないのが特徴です。揚げ物を入れないことで、お出しがあくまで淡白なままに仕上がるんです。杉本氏は大量の鰹節で出汁を取るんですけど、私は伝家の宝刀(白だし)で。

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個人的な好みで、白いソーセージを入れますけど、ソーセージは最初から一緒に煮込むと膨張しすぎて大変なことになるので、最後に加えて温める程度にします。今回は大根・茹で卵・白滝・竹輪麩・竹輪・筋蒲鉾・白舞茸・焼き豆腐を使いました。全体的にごくごくあっさりなので、辛子もフィンランドでたくさん買いこんできた「シナッピ」のチューブを添えました。和辛子よりかなりマイルドで、ほんの少し甘みがあるマスタードです。

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Turun Sinappia トゥルン シナッピ 280g  マスタード からし フィンランドのマスタードです

輸入品だからしかたがないですが、ネットでの値段設定はこれもずいぶんお高いなあ。現地だといたって庶民的な食材なのでとてもお安いです。