インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

通訳スクール

  中→日通訳は今期最後の授業ということで、一般常識テストがあった。中国に関するものと日本に関するもの、それぞれ二十問ずつ。そのうち半分は「語群A」と「語群B」で関連の深いもの同士を結びつける問題。残りの半分は提示されたキーワードについて簡単な説明を書く(日本語・中国語の別あり)問題だ。
  語群を結びつける方は、自信がないものも消去法で何とか結びつけることができるが、説明を書く方は知らなければそれでおしまい。かなり自信がないものもあったけれど、とりあえず文章をでっち上げて全部書き込む。
  「ホットスポット」? え〜、海水温が異常に高い地域ができちゃって〜、異常気象の原因に〜……と書いたが、それはエルニーニョ現象じゃん。正解は、無線LANを使ったインターネット接続サービスを提供している場所だった。常識に欠けてるなあ。
  後半は初見の原稿あり同時通訳。先生のお情けで、一度全体を聞いてから訓練。
  発言者はかなりぼそぼそしたしゃべり方で、録音もあまり理想的ではない。最初に聞いたときは「こんなのできるかっ!」という気持ちになったが、やってみるとボロボロではあるものの意外に発言を追って訳出できるものだと思った。発言が時系列できちんと順序立てられており、なおかつ曖昧なことを言っていないからだろう。