インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

資料の整理

  通訳の仕事で使った資料の整理をした。事務局から皇族までいろんな挨拶原稿が手に入ったので、これは今後も参考になりそう。エージェントから膨大な英語の資料ももらったのだが、これは読むのが得意じゃないから宝の持ち腐れかな。
  今回実感したのだが、発言によっては事前に日英の二言語で資料が用意されることが多くて、こういっちゃなんだが英語の通訳者さんは助かるよなあ。我々はどちらをもらっても結局北京語にする作業を省力化することはできない……まあ「駆け出し」が手を抜こうなどという「ふてえ考え」を持っちゃいけないのだ、うん。
  とはいえ、英語の通訳者に不利なこともある。
  最終日に北京語の発言で原稿が出たが、その中に四つほど複雑な地名が入っていた。で、私の日本語訳を英語にリレーする通訳者さんのために、その地名の「カタカナ読み」をメモで差し入れたらとても喜んでくださった。
  だって、たとえば北京語の“四川省(Si4chuan1-sheng3)”を私が日本語で「しせんしょう」と訳出したところで、英語の通訳者は“Shisen-Province”と言うわけにはいかないじゃない? そのときせめて「スーチュアン」という北京語のカタカナ読みがわかっていれば動揺しなくて済むんじゃないかと思ったわけ。
  これは私が考えついたんじゃなくて、以前恩師がどこかに書いていたことを思いだして実行しただけなんだけど。