先日、仕事の帰りにスーパーに寄ったら、精肉売場で「ゼロミート」という商品のキャンペーン販売をやっていました。大豆を使用したハンバーグやハムやソーセージとのことで、興味を引かれて買い求めてみました。
ネットで調べてみたら、これらの商品は大塚食品が手がけているんですね。私はお肉大好き人間で、ベジタリアンでもヴィーガンでもないのですが、畜産が温室効果ガスの排出や穀物の大量消費につながり、地球環境的にはあまりよろしくないという知識だけはあります。大豆ミートは以前からよく使っていましたが、こうした代用肉の選択肢が増えていくのはいいことだと思います。
この二つのハンバーグ、本当に「そこそこ美味い」です。加工食品なので、味付けは個人的には「美味しすぎる(複雑で様々な味が感じられすぎる)」と思いましたが、大豆で作られた肉の食感は挽肉にかなり近いです。「おまけ」でついてきたこちらのハムはいかにも代用品っぽい食感と味でしたが、ハンバーグはすごくいいなあと思いました。
代用肉、あるいは代用食……というと昔々に見たテリー・ギリアム監督の映画『未来世紀ブラジル』を思い出します。あの映画に出てきた代用食は元の形を失ってかなり不気味なものでした(もとの料理の写真がついている)が、このゼロミートは比較的洗練されていると思います。いろいろな料理に応用できる、味をつけていないバージョンも出してくれないかな(缶詰の「グルテンバーガー」などは昔からありますけど)。