先日来、受動態の現在形・過去形・過去分詞を作る練習をしてきました。そのなかでも受動態の過去形を作れるかどうかが今後の学習のポイントになるという話が授業でありました。例えば「lukea(読む)」なら……
lukea(原形)
luetaan(受動態現在形)
luettiin(受動態過去形)
……となるわけですが、今後登場する動詞の活用はすべてこの受動態過去形から派生してくると。具体的には最後の「iin」を取って、さまざまな語尾に変化していくそうです。そういえば受動態の過去分詞は「iin」を取って「u」か「y」をつければ作ることができました。これで受動態の過去形の否定・受動態現在完了形の肯定と否定・受動態過去完了形の肯定と否定まで作れました。さらに今後、受動態の過去形からこういう活用が登場してくるそうです。
luettiin(受動態過去形)✓
luettu(受動態過去分詞)✓
luettaisiin(受動態条件法現在形)
luettava(受動態条件法現在分詞)
luettaessa(受動態第二不定詞内格)
luettaneen(受動態可能法現在形)
そして今回はまず「受動態条件法現在形」を学びました。受動態過去形の最後の「iin」が「aisiin」に変わった形です。条件法というのは他の言語では「仮定法」と言われるアレで、現実とは違う仮定をしたり、可能性の低い話をする時に使う表現だそうです。
Jos Suomessa puhuttaisiin japania, voitaisiin matkustaa minne tahansa.
もしフィンランドで日本語が話されていれば、どこへでも旅行できるのですが。
否定は「ei puhuttaisi」と、否定辞に最後の「in」を取ったものがつきます。いずれにしても受動態過去形を作ることができれば語尾が変わるだけなので、引き続き練習していけばいいですね。「puhua(話す)」が与えられたら……
puhun | puhutaan |
puhuin | puhuttiin |
puhunut | puhuttu |
……と。
Jos ei matkustettaisi lentokoneella, ei päästäisi ajoissa perille.