インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

築地本願寺の合同墓を見学してきた

昨年、学校の通訳訓練でたまたま使った「築地本願寺」のニュース。

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新設された築地本願寺カフェの「18品の朝ご飯」やブックセンターも気になりましたが、個人的にいちばん興味があったのは「合同墓」です。

昨年亡くなったお義父さんですが、葬儀のすぐあとに細君がくも膜下出血で入院したので、納骨が延び延びになっていました。細君が退院してから今年になってようやく納骨を済ませたのですが、先にお義母さんが入っている墓石の基壇を開けて骨壺を安置した時に、私の脳裏にはフォスターの『主人は冷たい土の中に』が再生されちゃいました(あと『オールド・ブラック・ジョー』も)。

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不謹慎かもしれないけれど、正直「自分だったら、こんな冷たくて暗いところに置かれるなんてヤダ」と思ってしまったのです。ここは細君の母上が急逝したときにお義父さんが建てた自慢のお墓だったんですけど、細君は一人っ子だし、後を継ぐ世代もいないし、このあとどうするんだ、と思っていたんですよね。そこにこの「合同墓」の情報。さっそく細君と一緒に見学に行って来ました。

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いい天気。まずは本堂にお参りしまして……、で、こちらがその共同墓です。シンプルでモダンなつくり。

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いいんじゃないですか。いまお墓は千葉県の柏市、それもJRや私鉄の駅いずれからも徒歩30分以上はかかるようなところにあって不便なんですけど、ここならいつでも気軽にお墓参りできるし、墓参に際して水もお花もお線香もいらないというのがまたいいです。墓参は畢竟手を合わせて「祈る」部分こそが大切だと思うので。

細君によれば、お義父さんは若い頃、まさにこの築地本願寺のお向かいにあるビルで仕事をしていたそうです。晩年がんを患った際にはその向こうに見えるがんセンターに通っていました。これはもうご縁でしょう。この合同墓だったら、明るくてにぎやかで、むしろ喜んでくれるんじゃないかと思います。

築地本願寺カフェでお茶も楽しんできました。きなこがかかったモンブラン、おいしいです。ホットコーヒーもフレンチプレスで供されます。しかも二階にあるブックセンターが素晴らしくて、仏教関連本が中心ですが、思想や哲学や、なんと能楽に関する本も置いてあったりして、なかなか渋い品揃えでした。

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パンフレットももらってきました。毎週末に説明会が開かれているそうなので、今度はそれに参加してこようと思っています。

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帰りの築地駅にも広告が。この永代供養料、ちょっと意外なほどお手頃だと思いませんか。うちの実家のお墓も、ゆくゆくはここへ移して、みんなで楽しく……という感じにしたいな。あ、でも、私自身はお墓も葬式も不要だと考えている人間なので、ここにすら入らなくてよいです。海にでも散骨してもらえばそれでじゅうぶんです。