インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

きつねのにおい

  Uedadaさんのコメントにレスを書いていて、以前の職場にいた上司を思い出しました。
  この方は……う〜む、ごめんなさい、体臭がものすごく強い方でした。いわゆる「ワキガ」というやつですね。編集部全員(小さな出版社にいたのです)が閉口していたのですが、なにせその部屋では一番上のボスでしたから、誰も何も言えませんでした。
  他人の体臭をとやかく言うのは失礼だとは思いますが、隣の席だったので辛かったですね。
  いま、ワープロで「ワキガ」を変換したら「狐臭」と出てきました。
  へええ。
  中国語では「ワキガ」を「狐臭(hu2 chou4)」という*1のですが、日本語も同じ表記だったんですね。私は漠然と「腋香」あたりを想像していました。
  そういえば、これもいま気づいたのですが、ワインの香りを表現する言葉に「フォクシー・フレーバー/狐臭(こしゅう)」というのがあります。これは「ワキガ」とは全く別種の匂い、というか香りです。
  ワインの原料になるぶどうには大きく分けて二つの品種があり、一つは欧州系のヴィティス・ヴィニフェラ、もう一つは米国系のヴィティス・ラブルスカという学名で呼ばれています。ヴィニフェラは生食には向きませんが、ワインにするとおいしく*2、逆にラブルスカはワインにはあまり向かず、生食するとおいしいぶどうです*3
  で、このラブルスカ系のぶどうで作ったワインにはよく「狐臭」がある、と言われるんですね。いや、私はあまりよく分かりませんが。

*1:「腋臭」とも。

*2:カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワールシャルドネリースリングなどはみなこの系統です。

*3:ナイヤガラ、コンコード、デラウエア、巨峰などがこの系統です。