インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

デジタル大臣の任命書

先日岸田首相が内閣改造を行いまして、河野太郎氏がデジタル大臣に任命されました。「デジタル大臣」って聞けば聞くほど珍妙な役職名ですけれど、それはさておき、河野氏は任命当日にTwitterで官記(任命書・辞令)を披露されていました。


私はこれに思わず「とてもアナログな任命書ですね」とつぶやいてしまった*1のですが、まあデジタル大臣もその任免にあたって天皇による認証が必要とされ認証式も行われる「認証官」ですから、慣例に従ってこういった官記を書かざるを得ないのでしょう。でもせっかく「デジタル」を冠した役職なんですから、そっちの方向へシフトしていったらいいのにな。

前任のデジタル大臣である牧島かれん氏がIT先進国として名高いエストニアを訪問されたとき、アンドレス・スット起業IT大臣と「デジタル分野における協力覚書」に署名されたんですけど、そのときはタブレットが使われていました。国際的な文書の調印にもタブレットが使われるのだと知って、とても新鮮に感じたものです。こういう方向で、ぜひ。


https://www.mkm.ee/uudised/eesti-ja-jaapan-solmisid-digivaldkonnas-koostooleppe

*1:日本語のTwitterアカウントは降りちゃいましたけど、フィンランド語のほうは作文の勉強のために残してあります。