インタプリタかなくぎ流

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MoMA

ニューヨーク近代美術館今回の「紐約行」の本命、ニューヨーク近代美術館。しばらくクイーンズの方へ引っ越して大改装をしていたのが最近リニューアルオープンしたのだそうで、開館時間前からすごい行列。それでも二十分くらいで館内に入れた。この新しい建物は日本人建築家の谷口吉生氏が設計したシンプルなデザイン。このかた、東京国立博物館のクールな法隆寺宝物館を設計したひとだ。クールでかっこいいんだけど、私にはなんだかとても冷たい建築に感じられた。
それはさておき、さすがはMoMA、近代絵画と現代美術のコレクションが半端じゃない。ピカソの『アヴィニヨンの女たち』があったかと思えばダリの『記憶の固執』があり、セザンヌゴッホマティスやミロがさりげなく現れる。フランク・ステラやドナルド・ジャッドやアンディ・ウォーホルジャクソン・ポロックやジャスパー・ジョーンズや、学生時代にかなり憧れた(歳がばれますな)数々のアーティストのあの作品、この作品がフツーに並んでいる。なかでもいちばん傾倒したトニー・クラッグとジョエル・シャピロの作品にも久しぶりに再会した。は〜、なんとすばらしい。