インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

しまじまの旅 たびたびの旅 105 ……おしゃれではあるけれど

ヘルシンキに戻って、帰国する前にもうひとつ公衆サウナに行ってみようと思い、有名な「Löyly(ロウリュ)」を予約しておきました。そう、ここのサウナだけは観光客にも人気の高いスポットで、予約が必要なのです。2時間限定でロッカーとタオルとサウナマットつきで19ユーロ。普通の公衆サウナの倍近い値段です。

www.loylyhelsinki.fi

ヘルシンキのフェリーターミナル近く、海岸沿いに建てられた前衛的な形の建物が「ロウリュ」で、サウナの他にカフェレストランみたいなのもあり、海辺の風景を楽しみながらお酒も飲めるというおしゃれな場所になっています。しかし……事前に多少は予想していたのですが、ここは公衆サウナというよりは観光客向けの「おしゃれスポット」という感じで、私には何だか場違いな印象でした。

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肝心のサウナもかなり温度が低くて、名前の通り「ロウリュ(焼けた石にお湯をかけて蒸気を発生させ、温度を上げる)」はできますが、いろいろな国の観光客がいて、高温を望まない方も多いみたい。実際私がロウリュをしたときには暑さに耐えきれず出て行った方がいました。「申し訳ないですね」というと、隣の観光客が「フィンランドのサウナは熱いけど、スウェーデン式のサウナは温度が低いんですよ」と教えてくれました。

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それにここは高級SPAみたいな雰囲気なので、男女が一緒のサウナ室を使うため、水着を着用しなければなりません。これもちょっと公衆サウナ的な情趣からは遠いかなと思いました。まあこれは人それぞれの好みですけれど。

それから数年前の開業当時はおしゃれスポットとしてかなり人気だったようですが、現在は完全に観光客向けという感じになっていて、施設もけっこうガタが来ているというか古びてきているような印象を持ちました。ひとことで言ってあまり手入れがされていないというか清潔ではないのです。まあ私も観光客のひとりなんですけどね。

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外気浴をする際には階段をつたって目の前のバルト海に飛び込むことができます。ここだけはなかなか面白いと思いましたし、実際気持ちよかったですが、そこはそれ大都市ヘルシンキのすぐそばですから、海の水はあまり爽やかな感じではありませんでした。やはり私は、地元の方が日常的に使う公衆サウナで、ちょっと申し訳ないと思いながら隅のほうにおじゃまさせてもらうという感じのほうが好きです。