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インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

体験レッスン

  都内某所のフランス語学校で、体験レッスンを受けてみました。
  レッスンったって全くの初心者ですからどうするのかなと思っていたら、フランス人(らしい)先生がどんどんフランス語で話しかけてきます。目の前には黒字に様々な色の帯が並んだシートが一枚。こちらは「???」だったのですが、身振り手振りで指示されるままに、様々な色に割り当てられている(らしい)音を発音していきます。「ガテニョ・メソッド」という発音教授法らしいですね。
  最初はかなり戸惑いますが、そのうちに色の帯がそれぞれの母音と子音であることが分かってきます。先生は、発音が正しい時は「おけ(OKですね)」と言い、間違っている時は範を示してみせます。私が中国語の発音を教える時は、唇の形や舌の位置、息の出し方などを細かく日本語で説明するんですけど、ここでは日本語での説明が一切ありません。直接教授法というやつですね。それでもボディランゲージがあるので、指示されていることはまあ何となく分かります。ただし、外から見える唇の形はまだしも、口の中がどうなっているのかはイラストでも描かないと分かりませんね〜。
  他にも簡単な会話をしました。自分の名前、国籍、職業、住んでいる場所、話せる言語、趣味などの紹介。語彙も文法も分からないことだらけですけど、これもまあ何とか意思疎通はできました。う〜ん、とにかく生徒が自分で言葉の成り立ちを体得できるよう仕向けるということでしょうか。
  でも、曲がりなりにも意思疎通が可能になったのは、「にこる」とか「あがさ」などが人の名前であり、「じゃぽね」とか「ふらんせ」などが国籍や言語名を示しており、「ぷろふぇっすーる」が英語“professor”からの類推で「教師」だろうというような、大卒くらいの日本人ならほぼ持っていそうな先行知識が私にもあったからです。発音面でこうした先行知識が日本人にほとんど期待できない中国語の場合、こういう直接教授法は困難を伴うでしょうね。補助として漢字を板書すればいいんですけど、そうすると今度は漢字の日本語発音が干渉してくることになりますし。
  面白そうなので、この学校に通ってみることにしました。週一回のクラスです。