インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

斎藤佑樹くんと日本人

斎藤佑樹くんと日本人
  何だかかなり恥ずかしいのだが、昨年夏以降、斜め読みも含めて「斎藤佑樹関連本」を何冊か読んだ。中でもこれは出色の一冊。
  「明鏡止水」にして「去華就実」、「一服の清涼剤」と言い止める一方で、市川雷蔵三浦友和を持ち出してたたみかけ、返す刀で写真撮影の際の「Vサイン」や和製「黒人ふう」ラッパーのいでたちに斬り込み、亀田ファミリーまで粉砕している。うわははは、快哉を叫ぶとはまさにこのこと。中野翠氏の巧みな「芸風」に舌を巻く。
  斎藤佑樹本人や家族の声はあまり出てこず、あくまで筆者の見立てに軸を置いて書かれている。その点でもアイドル化路線とは一線を画しているんじゃないかな、と思う。