インタプリタかなくぎ流

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まだまだアテンド

  苫小牧に移動。釧路から苫小牧までのバスの車窓は、何ともまあ美しい秋の風景だった。雪が降り始める直前の、紅葉まっただ中の雑木林とすでに葉のほとんど落ちた雑木林がモザイクのように入り交じった風景。
  釧路でも感じたが、ここ苫小牧も往来を行き交う人の数がとても少ない。昼間に街を歩いていても、あまり人とすれ違わないのだ。北海道らしく広々と都市計画された市街地の風景とあいまって、なんだか寂しい雰囲気。東京などと違って地方都市はどこも斜陽なのかなと思ったが、これは自家用車の利用率が高いからかもしれないと思い直した。
  土地が広大だし、冬には大雪が降る場所でもあるし、街中を徒歩で移動すること自体が少ないのではないか。東京だと公共交通機関がたくさんあるうえに自家用車を持つことは不経済だし、公共施設や商業施設と住宅がコミュニティごとに割合コンパクトにまとまっているから、かえって徒歩の人が多いのかな。まあもちろん人口の差が大きな理由だとは思うけれど。