インタプリタかなくぎ流

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ボストン美術館

ボストンの地下鉄ボストンは市の中心部だけなら歩いて回れそうなくらい小さな街だった。街についてすぐにボストン美術館を目指すが、○にTのマークの地下鉄の乗り方がよくわからずにとまどう。ニューヨークでも同じだったが、何度か上りと下りを間違えた。慣れれば何ともないのだろうけれど。
ボストンの地下鉄はとてもこぢんまりとした作りで、これまた小さめの市電のようなカワイイ電車が地下を走っている。小さいからカーブも急で、なんとなくディズニー・ランドのアトラクションに乗っているような気分になる。
ボストン美術館では、期待していた浮世絵などの展示がちょうど少ない時期だったようで残念だったが、モネ・ゴーギャンセザンヌなどの印象派絵画がよかった。ここにはゴーギャンの『われわれはどこから来たのか われわれは何者か れわれはどこへ行くのか』という大作が収蔵されていて、他の美術館に貸し出し中でなければいいなと思っていたが、運よく見ることができた。
ボストン美術館まえの鴨美術館内のカフェでお昼を食べる。なるべく量の少なそうなワイルドライスのサラダを頼んでみたのだが、これがものすごいてんこ盛り。半分くらいしか入らなかった。まわりを見渡すと、みなさん、いかにも食の細そうなお年寄りやご婦人まで、どんどん平らげてらっしゃる。
美術館を出ると、前の芝生に巨大な鴨が群れを成していて、こちらも芝生をどんどん平らげてらっしゃる。みなさんの食欲にあてられたのか、歩き疲れたのか、ホテルに戻って少し寝る。