インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

フィンランド語 53 …子音の重なり

調べ物をしていて偶然ウィキペディアの「フィンランド語」という項目を読んだのですが、フィンランド語の発音について今更ながらではあるものの興味深いことが書かれていました。

フィンランド語においては子音が重なっているか否かで異なる意味になることがかなり多く、きちんと区別して発音しなければならない。kuka(誰)- kukka (花)、pula(欠乏)- pulla (菓子パン)、kisa(競技)- kissa(猫)など。-rr-, -ll- を除けば日本語には慣れた発音である(綿[wata] - 割った[watta]、未開[mikai] - 密会[mikkai]、加盟[kamei] - 感銘[kammei])が、日本語以外の言語ではこの類の発音や聞き取りの区別はかなり難しく、フィンランド語習得における難所の1つといわれることが多い。
フィンランド語 - Wikipedia

なるほど。フィンランド語を学び始めたときに「同じ文字の連続が多い言語だなあ」という印象を持ちました。その一方で発音は中国語などに比べれば比較的容易だなとも感じました。もちろんウムラウトがついた「Ä」や「Ö」、さらに日本人には苦手とされる「R」の音など少々練習が必要な部分はあるのですが、総じていわゆる「ローマ字読み」でなんとかなることが多く、発音するのも綴るのも私たち日本語母語話者にとってはそれほどの困難を感じません。というわけで教室での発音練習は最初の一、二回のみでした。

そののちフィンランドに行って現地の方にフィンランド語を使ってみたら、何人かの方に「発音がいいね」と褒められました。もちろん外国人に対するこうした褒め言葉は「お愛想」ですし、発音がいいね上手だねと言われているうちは外語もまだまだなのですが、そうか、日本語母語話者にとっては容易に発音し分けることができる子音の重なり(日本語で言うところの促音)が「いいね上手だね」と言われる一因なのかなと思いました。

確かに私が日々接している外国人留学生、特に中国語母語話者はこうした促音を苦手とする方が多いです。子音の重なりを苦手とする話者は存外多いものなのだなと改めて認識した次第です。

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