ふだんネットで通訳訓練用の教材を探していて、よくお世話になっているYouTubeのチャンネルが二つあります。中国の「一条」と「二更」というサイトのチャンネルです。一、二と数字が続いていますが、特に関係があるわけではないみたい。でもそのおしゃれでスタイリッシュな動画のスタイルはよく似ています。
www.youtube.com
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「一条」は人物の立志伝や、美術・建築・インテリア関係の素敵な映像が数多くラインナップされています。「二更」も人物に焦点を当てたものが多いですが、何より魅力的なのは食べ物関係。例えば私が大好きな天津の「煎餅果子」や北京の「涮羊肉」を取り上げたこちらの動画など、これぞ「飯テロ」と呼ぶにふさわしいまさに「垂涎」の内容です。
先日は「一条」で、台湾は台北、陽明山のとあるオーベルジュに取材したこの動画を見つけました。
いいな〜、ここ。ぜひ一度行ってみたいです。動画の中では、オーナーの李逢德氏がこんなことを言っています。
台湾人は時に不可解だね。普段は安い食べ物を追い求めるくせに、病気になると一番高い薬を買うんだ。
さりげなく、でも痛いところを突いていると思いました。本当に身体のこと、健康のことを考えているなら、日頃から食べ物に気をつけるべきなのに、みんなそれを忘れている、と。確かにそうですね。
スーパーで買い物をするときも、つい少しでも安いものをと思ってしまいがちですが、少しくらい値が張っても質がよくて美味しい物を食べたいです。だいたい(これは自分に言い聞かせてるんですけど)外食するときはひと皿500円とか1000円とかでも「安い!」といってどんどん注文するのに、スーパーで食材を買うときはほうれん草が298円でも「高い!」と思っちゃうのは何かが破綻しているような気がします。
最近「三感」というチャンネルも見つけてしまいました。これも「一条」「二更」と直接の関係があるわけではないみたい(関連記事)。そしてこの三者は互いに切磋琢磨してその内容を競い合っているそうです。これからも動画の更新が楽しみです。