先日金沢へ行った際、せっかくだからと地元のお寿司屋さんに行きました。そのときに「おつまみ」として出されたのがこれ。小さなモナカの皮にホタルイカをたたいたものが詰めてあり、その上にもホタルイカがひとつのっていて、さらにイチゴが添えてあります。
ホタルイカ＋イチゴという取り合わせに一瞬ひるみましたが、私は「人の好き嫌いは大いにあるけれど食べ物の好き嫌いはまったくない」人間です。できればひとくちで召し上がってくださいと言われたのでそのとおりにしました。ほのかな塩味とイチゴのさわやかさがとてもうまく合っていました。モナカの皮が香ばしい風味を添えていて、これがじょうずにホタルイカとイチゴを結びつけているような感じ。
よくこんな組み合わせを考えるなあと、料理人さんの想像力に感服しつつ、試みにネットで「ホタルイカ イチゴ」と検索してみると、いくつか同じような取り合わせを試しておられる方がいました。どちらがこのアイデアの発祥かはわかりませんが、こういう取り合わせに出会うと、こちらもなんだか刺激を受けて、豊かな気持ちになります。
以前ネットで「桃モッツァレラ」を知って、それ以来桃の季節にはよく作るようになったのですが、ちょうど今はホタルイカの季節ですし、この「苺ホタルイカ」も作ってみようかしら。でもこういうのって、ほんの少しだけいただくからこそおいしく感じるのかもしれません。自宅で、大皿にどーんと作っちゃうようなものじゃないですよね。
