インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

英会話の練習にニュース記事を使う

オンライン英会話の“Cambly”で、講師から「“engoo”のDaily Newsを使ってみたら?」とアドバイスをいただいたので、先週から使い始めました。このニュースサイトは同じオンライン英会話サービスである“DMM英会話”や“engoo”*1が提供しているウェブコンテンツなのですが、なんとも太っ腹なことに、同サービスの利用者でなくても無料で使うことができるのです。


https://engoo.com/app/daily-news

“engoo”のDairy Newsは難易度が“Intermediate”のレベル5から“Proficient”のレベル10までに分かれています。私はもちろん、いちばん易しいレベル5からのスタートです。それぞれの記事は、主な語彙とその発音と例文、記事の本文、選択式で答える質問、ディスカッションのお題……という構成になっています。記事の本文の音声がついていたら最高なのですが、そこまでぜいたくを言ってはいけませんね。

このコンテンツを実際にどうやってオンライン英会話で学べばいいかなと思って、何人かの講師に“こういう教材を使ってレッスンをされたことはありますか? 他の方々はどんなふうにニュース記事を使って学ばれていますか?」と率直に聞いてみました。みなさん「もちろん使ったことがある」とおっしゃって、いろいろと提案してくれます。

共通しているのは、①“Vocabulary”で単語を発音し、知らない単語があるかどうかチェックする。②“Article”で記事を音読し、発音をチェックしてもらう。③“Questions”で質問に答える。④“Discussion”と“Further discussion”でお題に従って会話する……ということで、まあ当然といえば当然の流れです。

これまでに何度かこの流れでレッスンを受けました。なかにはディスカッションのお題から離れてご自分のことをいろいろ話す講師もいましたけど、けさ担当してくださった講師はなかなかに厳しくて(厳しいの、歓迎!)、単語のところでその単語を使った短文を作るよう指示されました。中国語で散々っぱらやらされた“造句”ですね。懐かしい。記事の音読後にもフィードバックをくれましたし、選択式の質問は簡単すぎるからとスキップして、ディスカッションに時間をかけ、さらに時間が余ったからということで、その場でお題を考えて質問してくれました。

やはり講師によってかなり「勉強のさせ方」が異なりますね。でもまあ、多かれ少なかれいろいろと話せるので楽しいです。ニュース記事は基本的に時事を扱っているので、その内容を英語で語るのは私にとってはかなり難しいタスクですが、しばらく続けてみようと思います。

最初は一週間ずつ違う記事に移っていこうかな、そうすれば語彙量もどんどん増えるだろうしと考えていたのですが、もう少し長いスパンで同じ記事を何度も繰り返し使ってみることにしました。いまはまだ予習段階で作ったメモをちらちら見ながら話しているのですが、そういうメモを見ずに話せるようになったら次の新しい記事に移る……くらいの歩みがいいかなと思って。

*1:このふたつのオンライン英会話がどういう関係なのかよく知らなかったのですが、こちらのプレスリリースによると、「DMM英会話」がグローバル展開するために新たに作ったブランドが「engoo」なのだそうです。