フィンランド語のオンライン教室でリスニングの課題をやっていたら、他はよく分かるのに一箇所だけまったく聞き取れない部分がありました。よくよく聞いてみると、相手の星座を尋ねているのでした。“horoskooppimerkki(ホロスコーッピメルッキ:星座)”という言葉が全然入ってきませんでした。
外来語の「ホロスコープ」という言葉は知っているし、“merkki(印・記号・サイン・マーク)”というフィンランド語の単語もおなじみなのに、まったく聞き取れなかったということは、自分の中でこの単語「ホロスコープ」の存在が薄いからなんでしょうね。なにせ私は星占いというものをまったく信じていない人間なものですから……。
でもリスニング教材に出てきたフィンランドの人々は、楽しそうに星座の話題を話していました。この際ですからフレーズと一緒に星座名のフィンランド語も覚えてしまおうと思います(ついでに英語も)。自分からは使わなくても、人が言っているのを聞き取れる必要はありますよね。
Mikä on horoskooppimerkkisi?
Oinas. Se paras.
Minä olen skorpioni.
あなたの星座はなんですか?
牡羊座です。いちばんいい(星座)です。
私は蠍座です。
フィンランド語 | 英語 | 日本語 |
Oinas | Aries | 牡羊座 |
Härkä | Taurus | 牡牛座 |
Kaksonen | Gemini | 双子座 |
Rapu | Cancer | 蟹座 |
Leijona | Leo | 獅子座 |
Neitsyt | Virgo | 乙女座 |
Vaaka | Libra | 天秤座 |
Skorpioni | Scorpio | 蠍座 |
Jousimies | Sagittarius | 射手座 |
Kauris | Capricorn | 山羊座 |
Vesimies | Aquarius | 水瓶座 |
Kalat | Pisces | 魚座 |
毎度のことながら、これらフィンランド語の語彙の、「英語からの類推のきかなさ」といったら。獅子座と蠍座以外はぜんぜん違う系統の言葉であることがわかります。だからおもしろいんですけど。