インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

カイと呼ばれちゃう

年初にCamblyで始めたオンライン英会話、まだなんとか続いています。いくつかの初心者向け教材を終えたところで、何人かの講師から「ちょっとあなたには簡単すぎるから、他の教材を選んだら?」と言われたので、今週からengooのいちばんやさしいニュースを使い始めました。まだまだ試行錯誤中です。

https://engoo.com/app/daily-news

オンライン英会話で初対面の講師の場合、最初に短い自己紹介をすることが多いですが、ちょっとおもしろいことに気づきました。10人中8人ぐらいの方が、私の名前(Kei)を「カイ」と呼ぶのです。あるいは申し訳なさそうに「カイ、それともケイと呼べばいい?」と聞いてこられます。


https://www.irasutoya.com/2016/01/blog-post_13.html

綴りが“k-e-i”なんだから「ケイ」じゃん、数字の“eight”だって[éɪt]だし〜と思いますけど、それはたぶん私のような日本語母語話者のローマ字発音的発想なんでしょうね。英語が堪能な同僚に聞いたら、名前で“k-e-i”という綴りは珍しいので、多分とっさに発音が思い浮かばないんじゃないかとのことでした。

たしかに英語の名前で「ケイ」っぽい発音をするのは“Kate(ケイト)”とか“Casey(ケイシー)”とか“Cage(ケイジ)”とか、つまり“k-e”ではなく“k-a”や“c-a”が多いような気もします。でも“Ken(ケン)”とか“Kent(ケント)”もあるし……これはまあ、やはり“k-e-i”という綴り自体が名前としては見慣れない・聞き慣れないものということなのでしょう。

試みに「特定の文字から始まる外国人の名前や苗字」というサイトで(いろいろなサービスがあるんですねえ)“kei”を入力してみたら、ヒットした名前はとても少なくて、しかもどちらかというと英語圏ではあまり見かけないと思しきものばかり、あるいは「ケイ」とは読まれないものばかりでした。

kanji.reader.bz

オンライン英会話の英語母語話者講師が私の名前を読みにくそうにしているのもむべなるかな、なのでした。