インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

ジムでマスクをそっと外す

きのうの朝、いつものようにジムに行ってマスクを外して運動していました。このジムでは先週からトレーニング時のマスク着用を求められなくなったのです(常時携帯して、会話時には着用してくださいとのこと)。それでも先週は、マスクを外している人がほぼ私一人だけだったのですが、なんときのうはざっと数えただけでも5人ほどがマスクを外していました。こんな小さな変化にも喜んでしまう私。

フリーウェイトエリアには、いつも朝の同じ時間帯に運動されている方々が何人かいます。私はどなたもまったく存じ上げません。でもきのうはそのうちのおひとりで、たぶん外国籍の方がマスクを外しておられて、目が合った瞬間にお互い軽く会釈しました。会釈しても、それからはお互い何も話すことはなく、それぞれのメニューをただこなしただけでしたけど、私はなんだかとても嬉しかったです。お互い心のなかで「もう必要な場合以外にはマスクを外してもいいよね」という気持ちをやり取りしたような気がして。

やっぱりマスクを外すと、人の表情がよく分かるんですよね。そうなれば、より気持ちも通じるような気がします。海外で、特に英語圏でエレベーターなどに他人と乗り合わせた際、フレンドリーに軽く挨拶を交わすのが礼儀、というか狭い空間で「私はあなたの敵ではない」ことを示す自然な態度……というような話がありますよね。なんだかアレに似ているかなと思いました。

ジムの、とくにフリーウェイトエリアにいる方って、なんだか怖そうな方が多いですから、会釈しただけでもなんだか緊張がほぐれます……って、強面の私などその「怖そう」の筆頭なんでしょうし、それにジムの怖そうな方って、お話してみるととっても優しかったりするものなんですけど。

ところで、その日にスマホで取り組んだDuolingoに出てきて驚いたフレーズがこのふたつです。いつもその日のシチュエーションを狙いすましたようなフレーズが出てきて、そのシンクロニシティにおののくのですが、これはまた……こっちのほうがちょっと怖いです。