インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

鹹鴨蛋の思い出

今週のはてなブログランキング(2022年6月第2週)に、鹹鴨蛋を使ったタイ料理が紹介されていました。これはおいしそう〜。

nomolk.hatenablog.com

鹹鴨蛋、中国語圏ではとてもポピュラーな、アヒルの卵の塩漬けです。昔はよく食べていたのですが、そういえばもうここ十年ほど口にしていないなあ、と懐かしくなりました。若い頃、はじめて中国人の同僚ができたとき、その同僚がお弁当に持ってきていたのをもらって食べたのが鹹鴨蛋を知ったきっかけでした。ずいぶん塩辛いなと思いながら白身まで食べて笑われたことを思い出します。普通はあの白身は食べず、濃厚な味わいの黄身だけ食べるんですよね。

そののち通った中国語学校で、とある先生のお連れ合いが開いていた小さな中華料理店で、鹹鴨蛋を使ったシンプルながら衝撃的な料理を食べたことも思い出しました。何という料理名だったのかも忘れてしまいましたが、カニを使っていないのにカニの味がするという不思議な料理でした。検索してみたら、こんなのが見つかりました。こんなの……だったかなあ。

www.meishijilu.com

その先生はもう亡くなってしまい、お連れ合いのお店もなくなりました。先生は、教え方がとても上手で尊敬していましたが、そのいっぽうで私に、チャイニーズにとっての“夠朋友(友達甲斐がある)”とはどんなものかを強烈に教えてくれたことでも印象に残っています。もう過去の話ですから蒸し返しても仕方がないのですが、免許証の減点が累積して免停寸前になった先生から、駐車違反の肩代わりを頼まれたのでした。

qianchong.hatenablog.com

いやいや、チャイニーズにだっていろいろな人がいるのですから、あるエスニック集団がこう、という決めつけをするのはいけませんね。あれは先生ご本人独自のキャラクターだったのでしょう。ともあれ、鹹鴨蛋と聞くと、私にはこの少々しょっぱい思い出がよみがえるのです。


https://www.irasutoya.com/2017/08/blog-post_6.html