インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

気になる三人かい…

昨晩は知人に誘われて,落語を聞きに行ってきました。知人は夫妻でチケットを取っていたのですが、お連れ合いが仕事で行けなくなったので「チケットがもったいないし、一緒に行きません?」とLINEが来たのです。

落語を聞きに行くのは久しぶりです。場所は初めて行った、めぐろパーシモンホール東横線都立大学駅で降りるのも何十年ぶりじゃないかしら。チラシは「若手三人」というふれこみで、柳亭小痴楽氏、春風亭一之輔氏、柳家喬太郎氏。好きな落語家さんばかりですが、喬太郎氏を「若手」というのはねえ……案の定、みなさんマクラで突っ込まれていました。あと、マクラでは例の吉野家常務の発言も、当然のようにイジられてました。

小痴楽氏は「粗忽長屋」、一之輔氏は「不動坊」、中入りがあって喬太郎氏は新作の「稲葉さんの大冒険」。前座は春風亭いっ休氏(一之輔氏の三番弟子だそうです)で「手紙無筆」。いずれも大笑いしましたねえ。寄席のゆるい雰囲気も好きですが、ホール落語というんですか、こういう大きなところでの落語会もピリッとした雰囲気があってまた違う魅力がありますね。

お三方とも登場人物の描き分けがはっきりしていて、身体がダイナミックに動かれる。その点では「若手」というのもあながち外れていないと感じた,熱のこもった高座でした。

ちなみに、めぐろパーシモンホールの「パーシモン」って「柿の木」のことなんですね。柿の木坂を上ったところにあるからなんでしょう。初めて知りました。