インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

渋谷の街を久しぶりに歩く

先日渋谷に映画を見に行って、ネット予約した上映開始時間前に一時間ほど余裕があったので、渋谷の街をぶらぶらしてみました。渋谷は中学生の頃から大学生の頃まで通い詰めていて、その後も週に何回となく通過している街ですけど、センター街や公園通り、スペイン坂のあたりを歩いたのは、しばらくぶりでした。

渋谷は現在(というかここ十数年)大規模な再開発の真っ最中で、新しいビルやエリアができあがるたびにその情報には接していましたが、実際にそうした新しいスポットに足を向けてみたのは考えてみればほぼ初めてでした。それだけ縁遠い街になっていたんですね。

それで新しくなったパルコや昔シネマライズがあったあたりや、井の頭通りのあたりを歩きましたが、街並みがずいぶん変わっていて驚きました。いや、街並みというより、街の雰囲気、空気感みたいなものですかね。街が変化したというより自分が変化してしまって、とても居心地が悪く感じられました。

台湾は台北の人気スポット、西門町などでも同じような感覚を覚えますが、もう明らかにこうした街に自分が溶け込めないことを感じるのです。昔は溶け込むとか溶け込まないとかそんなことすら考えたこともなかったのに。

安直に「自分も歳を取ったのだなあ」などと結論づけたくはありません。たぶん一定期間、それもかなり長い間街の変化に触れないで来たので、いきなり大きく変化をした街に身を置いて戸惑っているのだと思います。その証拠に、毎日通りかかっている新宿の街には、先日渋谷で感じたような感覚を抱くことはありません。まあもっとも、私見ながら新宿は渋谷とはかなり空気感の異なる街ですけどね。おじさんおばさんも多いし。

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とはいえ渋谷の、今回私が居心地悪く感じた一角にも、私なりに魅力は感じます。それはここならではのとんがったお店が多いことです。地方都市の駅ビルに行って驚くのは、そのお店のラインナップがほとんどどこでも同じようだということです。でも渋谷には比較的その傾向が薄く、ここにしかないようなお店と街並みが再生産され続けているような気がします。

コロナ禍が収まりつつあり(それでもまた第六波はくるでしょうけど)、渋谷の街もかなり活気を取り戻しているように思いました。街に溶け込めないとか変に自分を規定している場合じゃないですね。