インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

フィンランド語 66 …日文芬訳の練習・その3

毎週一回のオンライン授業に、フィンランド語の作文を提出し続けています。できればこのまま続けて習慣化したいところです。自分でも語学の授業を担当することがあるのでよく分かるのですが、作文って、自由に書いていいと言われるとかえって書くことに悩むものです。テーマは何でもいいと言われると、何を書いていいか分からなくなる。

会話練習でも、何でも話していいと言われると話が途切れるみたい。テーマを与えてもらった方が話しやすいということはあります。でもこれら、つまり作文でも会話でも、フリーにするとかえってアウトプットに窮するというのは、実はとても誠実で真面目な人だからなんだと思います。

語学の練習なんですから、別に「本当のこと」を書いたり言ったりしなくてもいいんです。また、例えば家族のことを話してみましょうなどとテーマを設定すると「一人暮らしですから」とか「プライベートなことはちょっと」と尻込みする方が時々いますけど、別にリアルなご自分の実情をアウトプットしなくていいんです。うちは大家族で何十人もいて、住み込みのお手伝いさんもいて、犬や猫も買っていて……と勝手に想像(創造)してアウトプットしまくればいい。

でも誠実で真面目な方は、そういう一種の「ウソ」をつくのが苦手なんじゃないかと思います。だから教師が「本当のことを書いたり言ったりしなくていいですよ」とひと言アドバイスするのは大切かもしれません。

というわけで、今回の作文は「創作」です。といっても完全にでっち上げたわけじゃなくて、去年の夏にユバスキュラで見かけた風景を元にちょっとだけ現実を改変しました。ようはいろいろな語彙や文法事項を使ってみること、これを最優先にして、リアリティとか正確さとかはちょっと後ろに下がってもらう。そんな感じでアウトプットの練習をしていけばいいと思っています。

先週の日曜日に、駅前の広場で歌っている三人組の若い女性グループを見かけました。一人がギターを弾いて、残りの二人はゆっくりと踊りながら歌っていました。それはとても静かな曲で、私は気に入りました。そこで私は近寄って「投げ銭」をしました。これからも歌を続けてほしいと思います。
Minä näin asema-aukiolla laulava kolmea nuorta naista viime sunnuntaina. Yksi naisista soitti kitaraa, muut naiset lauloivat ja tanssivat hitaasti. Se oli erittäin hiljaista musiikkia, pidän siitä. Sitten annoin heille vähän rahaa. Toivon, että he voisivat jatkaa.


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