インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

丸いフライパンで四角い卵焼きを焼く

先日の新聞に、「卵の白身と黄身を素早くまんべんなく溶きほぐして一体化させることができる」という調理器具が紹介されていました。一読、すごいな、ほしいな〜と思ったのですが、すぐに「そのためだけに道具を増やすのはちょっと……」と冷静な気持ちに戻りました。こういう調理器具がどんどん増えてキッチンが雑然としていくのは望むところではないのです。

特にいま住んでいる部屋は激狭で、キッチンも当然狭いため、収納スペースにも限りがあります。しかも私はすべての調理器具を引き出しや戸棚にしまって、シンクやレンジ周りには一切何も置かないことにしています(掃除がとても楽だから)。なにもないキッチンから炊事を始めて、後片付けが終わったあとはまたなにもないキッチンに戻る。まるで能舞台みたいなキッチンが一番使いやすいのです。

加えて食器や、鍋・フライパンのたぐいも、なるべく少なく持つように心がけています。以前は凝った皿などもけっこう持っていたのですが、ある時一気に処分して必要最低限のラインナップにしました。とはいえ暮らしには「うるおい」も必要ですし、お椀などはどうしても陶磁器以外に漆器もほしいので多少の余剰がありますけど。

調理器具では、卵焼きをよく作るので卵焼き器がほしいなといつも思うのですが、これも上述した卵を混ぜるためだけの調理器具同様、他にあまり使いみちがないので持っていません(レトルトパックを一人分温めるときなどに重宝するそうですが)。それにまあ、卵焼きは普通のフライパンでもなんとか四角く整形できますもんね。卵液を丸く広げたあと、左右からちょっとだけ折り返して四角くして、そののちくるくる巻きながら焼いていけばいいのです。慣れればけっこう簡単です。

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