インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

フィンランド語 18 …動詞登場(その3)

AtA, otA, utA-タイプ

先生が「動詞の変化パターンを一気に説明してしまった方が全体像が見えると思います」ということで、次のタイプの説明に入りました。動詞の最後が AtA / otA / utA で終わっているものです。このタイプは、真ん中にある t を取って語幹としますが、そのあと語幹の最後に「k,p,t」があって変化させるときに、変化パターンの「逆転」が起こります。

k,p,t の変化パターンは15種類しかなく、主語や名詞や形容詞を格変化させるときも全く同じように機械的に変化が起こるため、できれば覚えてしまってくださいと先生に言われました。

● tykätä(好む)
①語尾が AtA のタイプです。真ん中の t を取って語幹は tykää 。
②語幹の最後の音節に k があるので変化パターンに従って「逆転」します。つまり「k → kk」となって語幹は tykkää に。
AtA タイプは、上記の dA タイプと同様、三人称単数だけ語尾がつきません。あとは全く同じ。つまり……

tykkään tykkäämme
tykkäät tykkäätte
tykkää tykkäävät ※三人称単数は語幹のまま。

● pudota(落ちる)
①語尾が otA のタイプです。真ん中の t を取って語幹は pudoa 。
②語幹の最後の音節に「k,p,t」はありませんが、このタイプは「逆転」なので「d → t」であることに気づかなければなりません。う〜ん、これは慣れないと大変そう。したがって語幹は putoa に。
③otA タイプは、三人称単数の語尾を伸ばします。あとは全く同じ。つまり……

putoan putoamme
putoat putoatte
putoaa putoavat

● haluta(欲しい・したい)
①語尾が utA のタイプです。真ん中の t を取って語幹は halua 。
②語幹の最後の音節に「k,p,t」はありませんし、「l」は「逆転」パターンにもないので語幹はそのまま halua に。
utA タイプも、三人称単数に語尾「a」がつきます。あとは全く同じ。つまり……

haluan haluamme
haluat haluatte
haluaa haluavat

● tavata(会う)
①語尾が AtA のタイプです。真ん中の t を取って語幹は tavaa 。
②語幹の最後の音節に「k,p,t」はありませんが、「v」は「逆転」パターンにあります。しかもこれは「v→k」の逆転ではなく「v→p」と逆転します。この逆転は稀で、tavata と次の luvata くらいしかないそうです。というわけで逆転が起こって語幹は tapaa に。
AtA タイプは、三人称単数だけ語尾がつきません。あとは全く同じ。つまり……

tapaan tapaamme
tapaat tapaatte
tapaa tapaavat

● luvata(約束する)
①語尾が AtA のタイプです。真ん中の t を取って語幹は luvaa 。
②語幹の最後の音節に「k,p,t」はありませんが、「v」は「v→p」と逆転します。語幹は lupaa に。
AtA タイプは、三人称単数だけ語尾がつきません。あとは全く同じ。つまり……

lupaan lupaamme
lupaat lupaatte
lupaa lupaavat

● avata(開ける)
①語尾が AtA のタイプです。真ん中の t を取って語幹は avaa 。
②これは「v→p」の逆転がありません。
AtA タイプは、三人称単数だけ語尾がつきません。あとは全く同じ。つまり……

avaan avaamme
avaat avaatte
avaa avaavat

● kerrata(繰り返す・復習する)
①語尾が AtA のタイプです。真ん中の t を取って語幹は kerraa 。
②語幹の最後の音節に「k,p,t」はありませんが、「rr」は「rr→rt」と逆転します。語幹は kertaa に。
AtA タイプは、三人称単数だけ語尾がつきません。あとは全く同じ。つまり……

kertaan kertaamme
kertaat kertaatte
kertaa kertaavat

先生によると、まだまだ動詞の変化パターンは続くそうです。う〜ん。

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