インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

Frick collection

ダコタ・アパート。準備中の“The Gate”があまり似合ってません。ダコタ・アパートを見ながらセントラルパークに入り、ストロベリー・フィールズを通ってアッパー・イーストサイドに抜け、フリック・コレクションを見に行く。鉄鋼王ヘンリー・フリックが収集した美術品を展示する小さな美術館。入り口を入ってすぐの壁になにげなくフェルメールの『兵士と笑う娘』と『中断されたレッスン』の二作品がかかっている*1。すごい。他にもレンブラントやらターナーやらフラゴナールやら上品な趣味の名画が端正に展示されている。
ここはイサベラ・ガードナー美術館同様、フリック氏の私邸だった建物だが、大富豪の家というのは重厚だなあ。絵画や館内の趣味がかなり上品というか高尚なので、あまりおもしろみはないかもしれないが、ゆっくりと鑑賞したくなる魅力的な美術館。

*1:このほかにもう一作品『夫人と召使い』が別室にあって、これらはいずれも門外不出だそうだ。