インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

しごと

新しい歌を歌う

在宅勤務が長期間に及び、これまでになかった形でのオンライン授業や遠隔授業などの準備と実施に追われているうち、先週や先々週あたりはちょっと心身ともに疲れ切ってしまっていました。やることは次々に立ち現れてくるのに、身体がどうにもだるくて、心も…

オンライン授業の「非身体性」をめぐって

今朝の東京新聞に載っていた、貴戸理恵氏の「オンライン居場所」というコラムをとても興味深く読みました。氏によれば、テレワークやオンライン授業などで人々が距離を取りつつ集う「居場所」で失われているものは「余白」と「身体性」ではないかとのこと。…

オンライン授業にありがちな「落とし穴」

オンライン授業(遠隔授業)を始めて、いろいろと気づいたことがあります。そのひとつは、文字ベースにせよ映像ベースにせよ、コミュニケーションへのより細やかな配慮が必要になるという点です。対面授業ではリアルタイムでの口頭でのコミュニケーションで…

イヤーワームを消す方法

ここのところ、イヤーワームがひどくて少々まいっています。イヤーワームとはある音楽が頭の中で「ヘビロテ」してしまうアレで、ウィキペディアには簡潔に、「歌または音楽の一部分が心の中で強迫的に反復される、俗にいう『音楽が頭にこびりついて離れない…

自転車レーンもけっこう危ない

非常事態宣言が地域によって徐々に解除されつつあるフランスでは、公共交通機関を避けて通勤したいという人が自転車通勤を選択するようになり、自転車が品薄になっているというニュースに接しました。私も出勤しないと仕事にならない(家が狭すぎてオンライ…

授業料の減免を!

昨日の国会で、野党四党が新型コロナウイルス感染症の影響で経済的に困窮する学生を支援する法案を提出していました。「授業料半額免除」、「アルバイト減収分補償」、「奨学金の返済免除」が柱だそうです。ぜひ実現に向けて検討を進めてほしいと思います。w…

あまりにも家が狭いので

在宅勤務やテレワークの期間が長期化するにつれて、その利点が様々な角度から論じられています。こうして否応なしに在宅勤務に追いやられてみると「なんだ、意外にできるじゃないか」と思った方が多いのだとか。あの長時間満員電車に揺られる苦行はいったい…

留学生のオンライン授業環境

今週は在校生と新入生、それぞれのクラスでZoomを使って「ホームルーム」を開いてみました。うちは専門学校の二年制専門課程なので、在校生(二年生)2クラス、新入生(一年生)2クラスの合計4クラスがあるので、時間を分けて都合四回開きました。学生は…

Zoom疲れ

オンライン授業(遠隔授業)への対応をするため、職場に必要な資料を取りに行って来ました。図書館も予約制で利用できるようになったので、必要な本をイントラネットで注文しておき、それを受け取るためでもありました。満員電車を避けて自転車で来てみまし…

オンライン授業をどうする?(その6)

オンライン授業(遠隔授業)への対応が不可避ということになってから、いくつかの授業内容(課題)を作ってきました。ただ、授業を行うこちらも初めての経験なら、受け手の学生さんたちも初めてのことばかり。いろいろと小さな行き違いがあったり、予想した…

ウェブ会議アプリでの話し方

通訳学校に通っていた頃、ダブルスクールでアナウンス学校にも通っていた時期がありました。通訳者は人前で話す職業なのだから、話すことそのものの訓練も必要ですよと先生に言われて。もちろんリスニング能力が高いとか、ボキャブラリーが豊富だとか、訳出…

『遅いインターネット』を読んで

つい最近まで、SNSの「断捨離」をしていました。きっかけはカル・ニューポート氏の『デジタル・ミニマリスト 本当に大切なことに集中する』を読んだことで、SNSがいかに「注意の経済」と深く結びついており、暮らしや仕事から時間と主体性を奪っていくかを痛…

オンライン授業をどうする?(その5)

中国語に“集思廣益(jí sī guǎng yì/ジースーグァンイー)”という言葉があります。多くの人々の知恵を集め、広く有益な情報を取り入れるという意味で、私は大好きな言葉です。新型コロナウイルス感染症の影響で、これまでに例のなかった規模でオンライン授…

「一瞬で消えるようなものではなくて」

先日、新型コロナウイルス感染症から回復した俳優のトム・ハンクス氏が、「コロナ」という名前からいじめの被害にあっていたオーストラリアの少年からお見舞いの手紙をもらい、その返答とともに「スミス・コロナ社」製のタイプライターを贈った、というニュ…

Zoomの共有画面でPowerPointの発表者ツールを使う

Zoomで「一人会議」をしながら、自分のデスクトップの画面でPowerPointなどのスライドショーを使ってプレゼンしつつ話し、それを録画してYouTubeなどにアップロードする……オンライン授業(遠隔授業)をされている方がよく利用する方法だと思います。ふだん学…

学生さんの「不満」をめぐって

きのう偶然Twitterで拝見したこちらのツイート。新型コロナウイルス感染症の拡大で学校教育が大幅な予定変更、あるいは停止状態に追い込まれている中で、学生さん側の不安と不満がよく分かるつぶやきでした。教職員もてんてこ舞いだけど、学生さんも混乱の中…

オンライン授業をどうする?(その4)

メインで勤務している学校では、遅ればせながら5月からオンライン授業(遠隔授業)を本格的にスタートさせることになり、同僚の教員と毎日ネットで会議を開いて準備を進めています。学校によってはもうこの4月から稼働させているところもあるよし。うちの…

テレワークの「身体の組成が変わる」感

新型コロナウイルス感染症の影響で、連日テレワークをしながら同僚とネットで会議を開きつつ、オンライン授業の段取りをしています。いや、オンライン授業というより遠隔授業ですか。オンラインというと、ネットにリアルタイムで接続しているイメージですか…

教室へのICT活用入門

書名の通り、ICTつまりコンピュータやインターネットを活用した「情報通信技術」を教育にどう持ち込むかについての「基本のキ」から解説した本です。ごくごく初歩的な用語の解説や、さらに学びたい方向けの参考書籍なども豊富に載っていて、初心者にやさしい…

常勤と非常勤の信頼関係

今朝の東京新聞に「オンライン授業 負担ずしり」という記事が載っていました。コロナ禍でアルバイト収入がなくなる一方でオンライン授業に必要な環境が十分に整備できない学生さんの苦境を報じたものです。www.tokyo-np.co.jp私が勤めている学校でも、今月の…

骨伝導ヘッドフォン

骨伝導ワイヤレスヘッドフォンを買いました。人間は耳の奥にある鼓膜が音によって振動し、さらにその奥の蝸牛、聴神経と伝わることによって音を聴いています。それ以外に頭骨の振動から蝸牛へ音を伝えることもでき、それを利用したのが「骨伝導」のヘッドフ…

語学を細々と続ける

「COVID-19」が社会全体に影響を与えているこの大変な時期。仕事や暮らしのことで精一杯で語学なんて、ましてや趣味の語学なんていちばん後回しになりそうな状況です。実際、趣味で続けているフィンランド語の講座は、学校から休講のお知らせが来たっきり、…

オンライン授業をどうする?(その3)

ここ数日、同僚とZoomなどで意見交換しながら、オンライン授業をどうするか模索してきました。学校側からは、まずこの4月中はもちろん登校しての対面授業は不可能なので、学生になにか課題を出してほしい、さらに5月中もおそらく不可能になりそうなので、…

SNSとの新たな関係

ここ数ヶ月、SNSから距離をおいていました。ごくごく私的なつぶやきや、いわゆる「リア充自慢」や、どうでもいい情報についつい時間を取られ、「本当に大切なことに集中する」ことができないと思ったからです。もともとSNSはかなり断捨離をして、最近はTwitt…

オンライン授業をどうする?(その2)

多かれ少なかれ、オンライン授業がどうやら不可避という状態になって、ようやく本腰を入れて勉強し始めました。勉強し始めて分かりましたが、いろいろな教育現場のいろいろな方々が、もう早くからこうした状況を見越して勉強なり準備なりを続けてきてらっし…

オンライン授業をどうする?

YouTubeで拝見したこちらの動画、非常に興味深い内容でした。今回の新型コロナウイルス感染症のパンデミックに際して*1、日本語学校がネットを使ってできることは何か、これまでにもあった様々なビジネスチャンスを日本語教育業界は見逃してきたんじゃないか…

とことんヒラ社畜的な私

新型コロナウイルス感染症が拡大する中、学校現場では新学期を迎えようとしています。私の職場では二月中から通退勤時のラッシュを避けるための時差出勤が奨励され、三月に入ってからは休講や行事の取りやめが相次ぎ、学生の春休みに合わせて教職員もなるべ…

謝辞なんていらない

ネットで検索していたら、とある大学での卒業式における「謝辞」を見かけました。型通りのものとは全く違ったスタイルのその謝辞は、SNSなどでも「パンク」だ「ロック」だなどと形容され絶賛されていました。www.univ.gakushuin.ac.jp個人的にはこの謝辞で、…

職員室のモノを捨てる

題名にある通りの、そのものズバリの本です。小学校の教諭である丸山瞬氏が、職員室にあった何十年前のものとおぼしき「ベル」を片付ける話から始まるその内容は、学校現場に勤めたことがある方なら誰もが「そうそう!」と頷くことしきりです。そしてその一…

自分の職場で感染例が伝えられたら

先日、私が勤めている学校の職員が「新型コロナウイルス」に感染していたことが分かりました。ご本人は軽症でいたって元気だそうですが、感染の拡大を防ぐため、この職員と近くで接触した職員は自宅待機+経過観察、学生は全員立入禁止、図書館や購買や学食…