インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

またお前か

寝ようと思ったら、こんな深夜にオートロックのチャイムが鳴る。 画面には小林ケンタロウ似の若いに〜ちゃん。「○○号室の者ですけど、キーを落としちゃったんで中に入れてくれませんか」……って、おいおい、またお前かぁっっ!! 今回もマンションの住人を片っ…

追加作業

鍋パーティから帰ってきて、深夜の今までずっと仕事をしていた。 先日納めたビデオテープの翻訳について、クライアントから当初の約束にはない大幅な追加作業(料金追加はなし)が入ったためだが、このクライアント、「最初からそう言っていたはず」などと強…

怪しい薬膳鍋

偶然にもid:bepperさんと共通の友人がいることが分かり、その友人ともども日本橋近くの路地にたたずむ怪しい某薬膳鍋屋さんで鍋パーティ。二種類の薬膳スープを混ぜ合わせながら飲みつつ“火鍋”を楽しむという、特異なスタイル。最後はクロレラ麺にフカヒレ*1…

唐人街

大陸に留学していたときのクラスメートが集まるというので、“初一(旧暦の元旦)”でごった返す横浜中華街に出かけてきた。中華街と言うより唐人街という響きのほうが異国情緒があって好きなのだが、ま、それは置いておいて。しかし横浜中華街は他の国の唐人…

不要再說那些五四三了。

「“五四三”なことばかり言ってんじゃないわよ」というところだが、“五四三”って何? 調べてみると“不三不四(くだらない・でたらめな)”とか“亂七八糟(でたらめな・めちゃくちゃな)”といった意味らしい。 ではなぜ“五四三”が「でたらめ」「くだらない」の…

久しぶりの更新

派遣講師の仕事は続く。個人レッスンなので、毎回お客様(生徒さん)に合わせて教案を考えるのが大変。 しかも昨日は、インフルエンザにかかった先生の代講で某専門学校の授業に急遽お呼びが。疲れた……。 翻訳の授業だったのだが、二十歳前後の若いみなさん…

3Q得Orz

buttwさんのところで、台湾の大学入試に「Orz」が出題された話題を知る。“哈日”もここまできたかと驚いたが、こうした表現が台湾ですんなり受け入れられるのは、きっとマンガ文化が一役も二役も買っているのだろうなあ。 額に描かれた縦線が困惑や幻滅やしら…

勉強会

通訳者の先輩方と勉強会。今回は翻訳メモリと字幕翻訳に関して。翻訳メモリはよく翻訳ソフトと混同されるのだが(かくいう私も混同していた)、翻訳メモリそれ自体は翻訳作業をしない。いうなれば自分が過去に翻訳した文章のデータベースみたいなものだ。新…

書の至宝

東京国立博物館で開催されている。大陸と日本の書の名品が一堂に会すという、すごい展覧会だ。 http://www.asahi.com/sho/ 何がすごいって、王羲之の『喪乱帖』『蘭亭序』・歐陽詢の『九成宮醴泉銘』のような、門外漢の私でも名前だけは知っている名品を始め…

折り返し?

いつもの通り輪ゴムの交換。この輪ゴムは、歯に接着されているブラケットにワイヤーを固定するための物だ。いつも歯科医の手際がよく、パチンパチンとリズミカルに留めていく。目を閉じているからよく分からないが、どうもペンチのような工具でパチンパチン…

活力門

ライブドア。“門”はともかく「ライブ」を“活力”というのはなかなか上手だなと思ったが、ああこれ「ホリエモン」の音訳でもあるのか。“活力門(huo2 li4 men2)”→フォリーメン。今頃気づくなって?

通告/case

“通告”は日本語と同じ「通告」という意味だが、芸能界で“明天早上有通告。”などと使うと、これは「仕事」のことらしい。“臨演(エキストラ)”などが通告を受ける、つまり仕事のお呼びがかかるごとに出動して撮影にのぞむ、というあたりから“通告”=出演依頼…

語学力

米原万里氏はこうも書いている*1。 その国の小説が堪能できるほどの語学力こそ通訳能力の必須条件。逆に通訳出来るほどの語学力がなくては小説の理解はおぼつかない。もちろん、まず何よりも母語の日本語で。 「母語の日本語で」というところもうなってしま…

凶犯

凶犯 (新風舎文庫)作者: 張平,荒岡啓子出版社/メーカー: 新風舎発売日: 2004/08メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 6回この商品を含むブログ (7件) を見る う〜ん、ものすごい小説だ。読み始めたらやめられず、ほとんど一気に読み終えてしまった。 不勉強に…

Dysonの掃除機

asin:B0009YV6JQ:detail 昨年、仕事の臨時収入があった際に、ビックカメラのポイントがずいぶんたまっていたことも後押ししてこの掃除機を買った。掃除機としてはかなり破格の値段だが、これまで一度も満足のいく掃除機に巡り会ったことがなく、ついつい。 …

雞婆

“多管閒事”、つまり「大きなお世話」ということだ。 どうして“雞婆”というのかはよく分からないが、ネット上で検索してみるといろいろ解説が見つかる。いわく「“加婆(妻を増やす・愛人を囲う)”→必要以上のことをする」からきたとか、「卵を産まなくなった“…

明治大正 翻訳ワンダーランド

明治大正 翻訳ワンダーランド (新潮新書)作者: 鴻巣友季子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/10メディア: 新書購入: 3人 クリック: 14回この商品を含むブログ (52件) を見る 題名の通り、明治・大正期の翻訳家とその翻訳作品を列伝的に紹介した本。翻訳と…

你這次不要再出包啦。

“出包”という言葉も、もとは軍隊用語らしい。「ミスをする」「失敗する」「面倒なことになる」といった意味だとか。で、この台詞は「今度はしくじるんじゃないぞ」というところかな。ただ字幕にすると少々長ったらしいので、う〜ん……「次はドジるな」?

またキター!!

一昨日飛び込んできた超特急案件を無事納品したと思ったら、大口の字幕がどどーんと!! しかも割合最近の話題作だ。「華流」の流入速度にも加速度がついてきたか。

つかいみち。

昨日某北京語学校に行ったら、古い顔なじみの先生と久方ぶりにお会いした。で、新年の挨拶をしながら冗談で“今年也得好好賺錢啊。(今年もバリバリ稼ぎましょ)”と言ったら、“賺那麼多錢,你要用到哪裡呢?(そんなに稼いで何に使う?)”と返された。そした…

菜鳥

これは手元にある『当代港台用語辞典』に載っていた。「新入り」だ。 ではなぜ“菜鳥”というのかだが、これがどうも鳩のことらしい。台湾に住んでいた時、朝晩の通勤時に車窓の風景を眺めていると、屋根の上に巨大な鳩小屋の載った家を数多く見かけた。たぶん…

字幕再開

終わったと思ったら、別件で超特急の字幕翻訳案件が来た〜ぁぁあ……あとかたもなく週末が吹っ飛びました、はい。 今は二十四時間いつでも配達オーケーという、非情に便利な、もとい、非常に便利なバイク便があって、深夜でも翻訳用のビデオが手元に届くのだ。…

台湾国会マイアヒ

id:elielinさんのところから。大爆笑。“老不死”は李敖*1のこと、などelielinさんの解説や訳も詳しくてためになるうえ、ダウンロードもできます。 *1:鳳凰電視などでも見かける、あのうすサングラスのおじさんですね。

腦袋秀逗!

ドラマの中で若いにーちゃんが、仲間に対して言っていた。発音を忠実に再現すると「あだましよと」(笑)。「頭、ショート」だ。 台湾で「頭、コンクリ」はよく聞いた。頭が固い、頭が悪い、はたまた狂ってるということだ。「おじさん」「おばさん」「あそび…

字幕終了

終わった……。さあ、打ち上げだ。

Mutt Lynch Zinfandel/Carignane 2002 今年最初に開けたワインは、戌年ということで、これ。カルディで買った。このラベルを見た瞬間「の〜ほほ、か〜いい〜」と買い物かごに入れていた。これだからカルディは油断がならん。 カリニャンという品種のぶどうが…

派遣講師

なんかこう、隙間なく仕事を埋めていかないと不安でしかたがない体質になってきたみたいで。今日から都内某北京語学校にて派遣講師の仕事。お相手は同年代の団体職員さん。この春から北京に出向されるんだそうだ。 毎日じゃないから授業の準備も余裕を持って…

アテンド終了

午前十一時で翻訳を切り上げ、スーツに着替えて試合会場へ。 このスポーツ、試合会場がかなり寒い*1。スーツの上にコートを着ていても底冷えするので、長年のポリシー(?)を曲げてズボン下(スポーツ用タイツ)を履き、Vネックのセーターを着る。スーツにセ…

気がつけば……。

スポーツチームのアテンド、今日は正午に試合会場前でチームと合流すればよい、ということになったので、午前中ビデオの字幕翻訳をちゃっちゃと進める。このドラマ、あと数話で大団円を迎えるはず……だが、ううむ、ストーリーはかなり込み入ってきている。こ…

この間「秀逸」をあげた句を改良して角が立たないようにしたうえ、自分で☆マークまでつけてきた。