インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

ハッピーホリデー

朝、職場でパソコンを立ち上げ、ブラウザを開いたら、Googleの「Doodle(ドゥードル:日替わりのロゴ)」がこんなイラストになっていて、カーソルを乗せると「2019年ハッピーホリデー」となっていました。

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それでクリックしてみたら、一番最初に「ハッピーホリデー」の説明があり、こう書かれていました。

英語圏(主に米国)における年の瀬の挨拶の一種。主に「メリークリスマス!」の代替として用いられる。クリスマスはキリスト教における宗教的行事であることを背景に、他の宗教を持つ人々を顧慮する場合に用いられるという。
「ハッピーホリデー」の意味や使い方 Weblio辞書

なるほど〜。私自身はキリスト教徒でもないし、そもそもクリスマスやハロウィンなどとはまったく縁のない&興味のない人間ですが、こういう配慮はいいですね。アメリカで長く暮らした経験のある同僚に聞いてみたら、もうかなり以前から使われている挨拶なんだそうです。不明を恥じました。

私が勤めている学校でも、世界各地から留学生が集まっており、当然それぞれの宗教も異なります。というわけで宗教に対する配慮も必須なのですが、例えば研修旅行などで観光地を訪れる際、コースに神社仏閣などの見学が入っていたりすると中には抵抗を示す留学生もいます。このあたり、無宗教のくせに神道の神社も仏教の寺院もお気軽に参拝しちゃう私のような人間は、そういう指摘を受けて初めて「そうか……」と気づく鈍感さです。たぶん多くの日本人がそうなんじゃないかと思います。

これからますます異文化や異なる宗教の人々が周囲で暮らすようになる時代が来る……と考えれば、このあたりのリテラシーも培っておかなければならないんじゃないか。そんなことをGoogleの「Doodle」で気づかされました。