インタプリタかなくぎ流

いつか役に立つことがあるかもしれません。

愚者の税金

先日は職場の忘年会が開かれまして、自分としては珍しく都心の繁華街に出かけた(人混みが苦手だから)のですが、道端の宝くじ売り場には長蛇の列ができていました。「年末ジャンボ」を買い求める人々ですね。一緒にいた同僚によると、この宝くじ売り場に並ぶ行列は外国人観光客の興味をそそるそうで、写真を撮る方もいるのだとか。

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https://www.irasutoya.com/2015/02/blog-post_660.html

人生一発逆転の夢をかけて高額当選を狙うそのワクワク・ドキドキ感に水を差すつもりはないんですけど、宝くじはこれ以上ないくらいの、ものすごく割の悪いギャンブルです。ありていに言って、ワクワク・ドキドキの高揚感を味わうという目的以外で宝くじを買う理由はみつかりません。「愚者の税金」と呼ばれるゆえんです。もっともそれで地方自治体などが公共事業などの財源を確保しているのだとしたら、それはそれでいいかなとも思います。私は絶対に買いませぬが。

money-lifehack.com

忘年会の翌日、自宅のポストにはいつも利用している信販会社からの封筒が届いていました。表には「親展」と書かれ、裏には「大切なお知らせがございます。必ずご開封ください」の文字が。えええ、カード払い用に使っている銀行口座からの引き落としができなかったとか、不正利用が見つかったとか、そういう不穏なお知らせかしらとドキドキしながら開封してみたら……「カードローン・キャッシングサービスご利用可能枠設定のご提案」というお知らせが。

なんでも「お手持ちのクレジットカードにはカードローン・キャッシングサービスのご利用可能枠が設定されておりません」とのことで、ぜひ設定するよう促すお手紙でした。申込みの期限まで明記されています。ドキドキして損しました。私はカードローンやキャシングや消費者金融のたぐいは絶対に利用しません。ついでに「リボ払い」みたいなのも絶対に利用しません。いずれも銀行や金融業者が効率よく儲けるための手段でしかないからです。

今回の「ご提案」DMにも、いまカードローン・キャッシングを申し込むと抽選で5000円分のギフトカードプレゼント! などの大きな惹句が踊っていましたが、その一方で片隅に「貸付条件」の細かく小さな文字が。カードローンは融資利率(実質年率)が14%から18%ほど、キャッシングサービスもほぼ同じ利率です。絶対利用しません。でも私は、若い時には借金もして、キャッシングもしたことがある「愚者」でしたから、あまりエラそうなことは言えないんですけど。

宝くじや、カードローンやキャッシング、さらに消費者金融などはいずれもテレビなどでお金をかけた派手な宣伝を打っていますよね。その理由を考えてみるべきだと思います。というわけで私は、そういう宣伝に出演して広告塔になっている芸能人にも冷ややかな視線を送っています。