インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

同窓会には行きません

先日、同窓会について書かれた興味深い記事を読みました。お笑い芸人の岩井勇気氏(ハライチ)が、にぎやかな場所が好きそうな芸人さんのイメージに反して「大勢の人が集まるパーティーや飲み会はかなり苦手」で、「なるべく行かないようにしているのが同窓会」だというのです。

business.nikkei.com

私もパーティーや飲み会が「かなり苦手」で、同窓会には「なるべく」どころか「絶対に」行かない人間なので、とても共感を覚えました。学生時代は「コンパ」と称して、たぶん週に三回はサークルの仲間とともに安い居酒屋などに繰り出していたものですが、いまや飲み会はおろか、外食すらほとんどしなくなってしまいました。

岩井氏は同窓会というものに対して、いくつかの辛辣な視点を提供されており(詳細は上の記事をご参照ください)、私はそのほとんどに首肯するものですが、私自身が同窓会に絶対行かないのは、学生時代にあまりいい思い出がないからです。本当に身も蓋もない理由ですけど、小学校・中学校・高校と、仲の良い友達はいたものの、いわゆる「いじめられっ子」だったこともあって、あの時代は思い出したくもないというのが正直なところです。

それでも過去に、何度か同窓会に出席したことはあるのですが、そのたびにとても後悔しました。上記の記事でも触れられていますが、自己承認欲求とマウンティングと他愛もない思い出話、それに当時の教室内ヒエラルキーを再認識させられるような居心地の悪さ。もうこれからは行かないとひとり心に誓ったものです。卒業アルバムのたぐいも一切持っていませんし、大学など卒業式にさえ出席していません。

そんなこんなで、私には学生時代から関係が続いている友人はまったくと行っていいほどいません。FacebookなどのSNSがある現代では、ひょんなことから学生時代の友人と連絡がつくこともあるのですが、そんな時でさえ、正直、あまり旧交を温めたいとは思わないのです。

う〜ん、冷淡な人間なのかもしれません。でも私は過去を振り返るより、未来に希望を見出したいのです。過去を振り返れば、それなりの成功体験に縛られて「昔取った杵柄系」になってしまうのも怖い。

qianchong.hatenablog.com

f:id:QianChong:20191202102204p:plain
https://www.irasutoya.com/2014/09/blog-post_88.html

というわけで、私は自分が教えている留学生のみなさんにも、卒業したらぜひ前を向いてほしいと思っています。卒業生の中には、折に触れて教員室を訪ねてくださる方や現状報告に来てくださる方がいて、それはそれで嬉しいんですけど、母校なんか忘れていいから、どんどん前に進んでいってほしい。

そしてもし学校で学んだことが何かの役に立ったと思ったら、それを教師への「謝恩」という形で返さなくていいから、自分のあとから進んでくる人たちに伝えてほしいと思います。

qianchong.hatenablog.com