インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

「いいね」をしない+表示させない

カル・ニューポート氏の『デジタル・ミニマリスト』を読んで、すぐに実践してみたスマホによる「ながら」をやめること。これはほぼ完全に習慣づけることができました。「ほぼ」というのは、時折夕飯の献立の参考にするためにChromeで検索することがあるからですが、それ以外の「ながら」、つまりSNSや動画サイトやゲーム(これは元からやってませんが)などは一切使わなくなりました。

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デジタル・ミニマリスト: 本当に大切なことに集中する

qianchong.hatenablog.com
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もうひとつ、この本を読んだあとにやめたのは、「いいね」(あるいはその類い)をしない+表示させない、ということです。詳しくは本書を読んでいただきたいのですが、「いいね」という機能は人の時間を激しく奪い、自己承認欲求を著しく亢進させるなんとも罪深い存在だと思います。

とりわけ「いいね」関係の通知が問題で、それは通知があるたびに、それを確認しに行きたくなってしまうからです。確認しに行ったら最後、そこを起点として次々に「注意経済」の誘惑に負けて時間を費やしてしまうことになり、また自己承認欲求を満たされてわけもなく興奮したり、逆に満たされずにがっかりしたり。いずれにしても心乱されることが多すぎるのです。

もちろん大事な通知機能もありますから、そこは吟味が必要ですが、例えばSNSの「いいねされました」系の通知、アクセスカウンターみたいなものは、スマホだけでなくパソコンのブラウザからも一掃したほうが自分の時間を確保できるのだとわかりました。

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https://www.irasutoya.com/2018/02/sns_12.html

というわけで私は、例えばTwitterの♥とリツイートとリプライは、自分のブログに関するものだけに限定して、それ以外はやめました。要するに自分から何かをつぶやくことをやめたのです。Chrome拡張機能に入れていた「はてなブログ」の通知も削除しました。そして、SNSやブログは、時間を決めてその時間にだけチェックするようにするのです。一日に一回とか週末だけとか。

同時にSNSで「いいね」をしたり、「はてなブログ」のスターをつけたりするのもやめました。Twitterの♥は、備忘録的な意味合いもあって使っていたのですが、そもそもTwitterをほとんど使わなくなった(タイムラインを眺めた途端、次々に注意喚起されて時間があっという間になくなる)ので、これもやめました。ブログを更新して、誰かにスターをつけてもらうととても嬉しいのですが、それをチェックして一喜一憂するのもやめました。

「いいね」や♥やリツイートやスターは誰かとつながるツールでもあるので、その意味ではその「つながり」を自分から断つことになるわけです。これは自ら「不義理」を働くような気持ちになるのでちょっとした勇気が要りますが、やめてしまえば何でもありません。貴重な情報(それも無償で提供されている)に心から感謝しつつも、会ったこともないどなたかと繋がり続けることに過重な意味付けをしない、と決心するのです。

そして……自分の時間を取り戻し、自分の身の回りにいる人々(特に家族)との繋がりを取り戻すのです。