インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

腰痛の本当の原因がわかってきた

若い頃からたびたび腰痛に悩まされてきました。いわゆる「ぎっくり腰」みたいな重い症状になったことが数回。そこまで重くなくても、何かのはずみで腰に痛みが走るとか、痛くはないけれども何となく腰が張っていて不快感があるなどはかなり頻繁に起こります。それで腰を守るために、しゃがむときには手を膝に当ててサポートするとか、重い物を持つときには姿勢に注意するなどの動作が習慣となりました。

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https://www.irasutoya.com/2013/09/blog-post_2890.html

腰痛の原因は様々で、例えば椎間板ヘルニアのように身体の器質的な病変の場合はまた違う対処が必要なようですが、私の場合は骨や関節に問題があるわけではなさそうです。以前は骨がずれているとか関節が傷んでいるとか、漠然とそういうイメージで腰痛を捉えていて、だから整体や整骨やカイロプラクティックみたいな治療院にもずいぶん通ったのですが、慢性的な腰痛は一向に去ってくれないのでした。

ところが、男性版更年期障害ともいうべき不定愁訴の改善を目指して通い始めたジムで、体幹レーニングや筋トレをやっているうちに、まず長年健康診断の胸部レントゲンで所見が必ずついていた「脊柱側弯症」が治りました。さらにパーソナルトレーニングで「腰痛改善」を念頭に置いて指導してもらっていたところ、だんだん自分の身体の使い方の「癖」みたいなものが明らかになってきたのです。

私の場合、腰痛は骨盤の少しうえあたり、それも左側によく起こるのですが、ここには広背筋という大きな筋肉が走っています。複数のトレーナーさんの見立てによると、私は身体の使い方、しかも行住坐臥すべての身体の使い方において広背筋に無理な負担や緊張をかけるような動きになっていて、それがたびたび起こる腰痛の主な原因なのではないかというのです。

左側に偏って腰痛が起こりやすいのも、身体の使い方が左右で異なっている、つまり左右で「癖」の違いがあるからではないかと。実際、様々なトレーニングをやってみると、全く同じ動作なのに左右で可動域が全く違ったり、痛みや突っ張りなどの不快感の度合いが違ったりするのです。これ、ひとりでやっていても自分の身体の各部位がどこまでどんなふうに動いているかはなかなか分かりにくい。パーソナルトレーニングで細かく動きをチェックしてもらってはじめて、自分でも「あ、確かに動いていない」と実感できる部分がたくさん見つかりました。

そのうえで、日常の様々な動作における身体の使い方や注意するポイントなどを指導してもらって、それをなるべく意識しながら暮らすようにしています。畢竟、無意識のうちにアンバランスな身体の使い方を続けているうちに、その歪みが集中する場所で体の部位が悲鳴を上げ、痛みとなって現れる――それが腰痛ということになるのでしょう。

というわけで現在、オフィスで椅子に座る姿勢や、階段を降りる時の重心の落とし方、さらには歩く時の姿勢などにも注意しつつ、これまでについた「癖」を取り除くように努力しています。腰痛は単に腰だけの問題ではなく、全身の使い方にリンクしている問題だったわけです。そう考えると、腰痛になったから腰に湿布を貼るとか、コルセットを巻くといった対症療法は、少なくとも私の場合はほとんど意味がないということになります(まあ炎症を起こしている筋肉を鎮めるといった程度の効果はあるかもしれませんが)。

こうした歪みや「癖」は、整体や整骨やカイロプラクティックでもそれなりに改善させることはできるのでしょうけど、それよりも自分の身体を自分できちんと使えるようにすることのほうがより重要だと思います。以前にも書きましたが、身体の不調は、自ら能動的に動く・動かすことでより改善に近づくというのを改めて感じているところです。

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