インタプリタかなくぎ流

“Might come in handy one day.”

ありのままの姿見せるのよ

先日、東京メトロ千代田線の電車に乗っていたら、こんな車内広告を見かけました。体脂肪を減らせると謳ったサプリメントの広告です。

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体重計は、つま先からそっと乗る。
理由をつけては、検針日を先送り。
今年こそは! と毎年誓ってばかりの私。
健康診断前は、草食男子!
前年比で一喜一憂。元が良くないのに……。
身長計の上でだけ、猫背がのびるワタシ。
腹囲測定で、こっそりお腹をへこませる……。

思わず笑っちゃいましたが、ちょっと「サラ川(サラリーマン川柳)」的な匂いもします。サラ川って、まるで世の中には恐妻家の中間管理職とIT関係に疎いオジサンしかいないようなステロタイプぶりが「ホントかよ?」と鼻白んじゃうんですけど、それと同じようなテイスト。

そして同時に不可解な思いにも囚われました。そんなギャグみたいな「健康診断対策」をしている方がホントにいるのかしら。だって、健康診断は身体の現状をありのままに明らかにすることが目的なんだから、事前に「対策」して一時的に数値をどうにかしようと思うこと自体、意味がないんじゃない? それこそ「♪ありのままの~、姿見せるのよ〜」で臨まなきゃ。

でもネットを検索してみたら、「健康診断直前に数値をガツンと下げる方法」だの「健康診断で引っかからないための直前対策」だのといった記事がたくさん見つかります。うちの職場でも最近健康診断が行われたのですが、「今週はお酒を控える」とか「ダイエットに力を入れる」みたいなことを言っている同僚もいました。やっぱり、そうやって健康診断を乗り切ろうとするマインドは広く存在するんですかね。

語学の検定試験でも、試験直前に「傾向と対策」に力を入れ、集中的に過去問を解いたり単語を覚えたりする生徒さんが多いように思います。でもこれも私に言わせれば「意味なくない」? まあ取得できた級やスコアなどが入学試験や入社試験、あるいは昇進の条件になっているといったような事情があるのかもしれませんけど、かりそめの認定を受けたって、結局は自分のためになってないじゃないですか。語学検定も健康診断と同じく実力で、「ありのままの自分」で受けなきゃ。

まあでも、高血圧気味の私は、健康診断の血圧検査で意図的に何度も深呼吸してます。検査員の方に勧められてのことではありますが、これだって「その場しのぎ」のそしりは免れないかもしれません。

ところで、先日「脱いだらすごいんです」というふざけたタイトルの記事をブログに投稿したら、そのせいかどうかは不明ですがGoogle AdSenseがやたらに女性用ランジェリーだのエロ系コンテンツだのを表示するようになりました。今日もこうやって「ありのままの姿」とか投稿しちゃったら、ますますそういう広告が増えるかもしれません。